打ち消し表示(うちけしひょうじ)とは、何らかの商品について特長メリットを説明する際に、その内容に例外がある場合に表示される注釈のことである[3]

概要 編集

商品・サービスを消費者に訴求する方法として断定的表現や目立つ表現などを使って、品質等の内容や価格等の取引条件を強調した表示(強調表示)に対し、それが無条件、無制約に当てはまるものとの誤解を消費者に与えることがないよう、景品表示法を考慮して例外条件、制約条件等を示すのが「打ち消し表示」である[5]。例えば、「個人の感想です」などがこれに該当する[1][4]

問題点 編集

打ち消し表示は小さく表示されることが多く[1]、気付きにくいという問題点もある[4]

消費者庁が実施したテストでは、9割の人が打ち消し表示を「見ていなかった」、もしくは「見落としていた」という結果もある[2]

脚注 編集

  1. ^ a b c 打ち消し表示とは 意味/解説 - シマウマ用語集”. makitani.net (2017年7月21日). 2020年8月6日閲覧。
  2. ^ a b スマホ広告の“打ち消し表示”が問題に〜4割が「見落として商品購入」”. iPhone Mania. 2020年8月6日閲覧。
  3. ^ a b スマホサイトの「打消し表示」の監視を厳格化――消費者庁の方針は? 景表法違反にならいためには?”. ネットショップ担当者フォーラム. 2020年8月6日閲覧。
  4. ^ a b c 日本放送協会. “「取締り強化へ 広告の『打消し表示』」(くらし☆解説)”. 解説委員室ブログ. 2020年8月6日閲覧。
  5. ^ 打消し表示に関する表示方法及び表示内容に関する留意点”. 消費者庁. 2020年8月7日閲覧。