拳神 KENSHIN』(けんしん、原題:拳神The Avenging Fist)は、2001年香港映画

拳神 KENSHIN
拳神
監督 アンドリュー・ラウ
コリー・ユン
脚本 チャン・サプサム
製作 アンドリュー・ラウ
ジェシンタ・リウ
製作総指揮 ウォン・ジン(王晶)[注釈 1][注釈 2]
ドウ・ショウファン
出演者 ワン・リーホン
スティーヴン・フォン
ジジ・リョン
サモ・ハン・キンポー
ユン・ピョウ
イーキン・チェン
セシリア・イップ
音楽 チャン・クォンウィン
撮影 ライ・イウファイ
編集 ダニー・パン
製作会社 銀都機構
東方魅力
配給 日本の旗 マクザム
ビームエンタテインメント
公開 香港の旗 2001年12月7日
日本の旗 2002年6月1日
上映時間 97分
製作国 香港の旗 香港
言語 広東語
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公開時のキャッチコピーは、「選ばれし者、目覚めよ!」。

概要 編集

1998年公開の香港映画『風雲 ストームライダーズ』などを手がけたアンドリュー・ラウ監督が、『風雲 ストームライダーズ』のスタッフと、2000年公開の香港映画『SPY_N』に出演した歌手ワン・リーホンを迎えて贈るSFアクション作品。

この作品では、12万9600カットにおよぶCG処理や製作費用5000万HKドルの他に、香港の新旧アクションスター達によるスピード感溢れるワイヤーアクションなどが話題となった。

当初は、ゲーム『鉄拳』の実写映画化として製作する予定であったが、ナムコ側との版権問題により、タイトル、役名、内容すべてに至るまで変更された。

ストーリー 編集

普段の生活において、その90%は活用されず眠ったままになっていると言われている人間の脳。その秘められた部分を能力として引き出すパワーグローブの研究開発が政府により進められ、ついに発明された。だがそのパワーグローブは、ある男を世界征服の野望に目覚めさせてしまい、それを知った政府はパワーグローブの研究開発自体を闇に葬り去った……。

しかし、それから20年後の近未来サイバーシティHONG KONGにおいて、パワーグローブを使って世界征服を企む秘密結社が再び現れた。秘密結社・ジン21(ロイ・チョン)は、死んだはずの神拳道の達人フォンロイ(ユン・ピョウ)を洗脳し、フォンロイによって、クァン(ワン・リーホン)の母ウィン(セシリア・イップ)を殺害、さらに姉ベル(クリスティ・ヨン)を誘拐する。それを知ったクァンは、父であるフォンロイと姉ベルを助け出すために、刑事のヤング・ダーク(イーキン・チェン)の協力の元、ジン21を倒すため戦いを挑む……。

キャスト 編集

役名 俳優 日本語吹替
クァン(山之光) ワン・リーホン 竹若拓磨
ティロン(鉄浪) スティーヴン・フォン 内田夕夜
エリカ(Erika) ジジ・リョン 岡寛恵
ダーク(Dark) サモ・ハン・キンポー 森川智之
フォンロイ(風雷) ユン・ピョウ 小山力也
ジャズ(Jazz) チン・ガーロウ 桐本琢也
ベル(阿飘) クリスティ・ヨン 井上喜久子
ジン21(和戦21) ロイ・チョン 山路和弘
ヤング・ダーク(Dark) イーキン・チェン 森川智之
ウィン(Rain) セシリア・イップ 佐藤しのぶ

スタッフ 編集

  • 監督:アンドリュー・ラウ、コリー・ユン
  • 脚本:チャン・サプサム
  • 製作:アンドリュー・ラウ、ジェシンタ・リウ

DVDリリース 編集

販売元はハピネット・ピクチャーズ

  • 「拳神 KENSHIN デラックス版」(2002年12月21日)

注釈 編集

  1. ^ 王晶(ウォン・ジン)は香港の映画監督・プロデューサーであり、日本語圏に限り「バリー・ウォン」として知られる。日本語圏以外(中国語圏含む)で「バリー・ウォン」として知られる香港の映画脚本家、黄炳耀(ウォン・ピンユー)とは別人である。
  2. ^ 本作における王晶のクレジット表記は「バリー・ウォン」となっているが、ウォン・ジンは「バリー・ウォン」と自ら名乗ったことは一度もない。詳細は王晶 (映画監督)黄炳耀の各項目を参照。

外部リンク 編集