斉唱(せいしょう、英語: unison)とは、西洋音楽で用いられる用語で、複数のが同じ旋律を歌うことをいう。伴奏を伴う場合を含む。これに対し、一人だけが歌う場合を独唱、複数の人がそれぞれ別のパートを歌うことを重唱、複数のパートをそれぞれ複数の人が歌う場合を合唱という。オクターブが異なる場合でも、同じ音を出していれば斉唱とみなされる(女声男声で同じ音を歌うときなど)。

なお、器楽の場合は斉奏(せいそう)という。

式典などで見られる「国歌斉唱」という表現が耳に馴染んでいるため、歌手などが1人で歌う場合にも「国歌斉唱」という誤用表現が使われてしまうケースがある[1]

脚注 編集

  1. ^ 間違えやすい「国歌斉唱」”. 毎日ことば. 毎日新聞 校閲センター (2021年1月19日). 2021年1月21日閲覧。