新船橋駅

千葉県船橋市山手にある東武鉄道の駅

新船橋駅(しんふなばしえき)は、千葉県船橋市山手一丁目にある、東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)のである。駅番号TD 34

新船橋駅
東口(2015年9月30日
しんふなばし
Shin-funabashi
TD 33 塚田 (1.2 km)
(1.4 km) 船橋 TD 35
地図
所在地 千葉県船橋市山手一丁目3-1
北緯35度42分39.4秒 東経139度58分47.2秒 / 北緯35.710944度 東経139.979778度 / 35.710944; 139.979778座標: 北緯35度42分39.4秒 東経139度58分47.2秒 / 北緯35.710944度 東経139.979778度 / 35.710944; 139.979778
駅番号 TD34
所属事業者 東武鉄道
所属路線 野田線
(東武アーバンパークライン)
キロ程 61.3 km(大宮起点)
電報略号 シハシ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]12,948人/日
-2022年-
開業年月日 1956年昭和31年)9月15日
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西口(2015年9月30日)

歴史 編集

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する高架駅。駅舎・改札は地上部に1か所。ホームとコンコースとの間は階段で連絡している。トイレは、改札内コンコース部に設置されている。

駅へのアクセスは、駅東側の市道からは東口、駅南側の市道およびイオンモール船橋からは西口となっている。当初は地上駅だったが、1980年12月17日に船橋から当駅の北方付近までが高架化されたことにより、当駅も地上駅から高架駅になり、前後に設置されていた踏切が除去された。

2009年11月より自由通路の新設と駅舎の改修工事が始まり、駅舎改修などの主要工事は2010年3月下旬に完成した。2009年12月下旬には自動券売機などが仮設壁面に移設された後、2010年3月5日に西側に拡張された駅舎に新設された自動券売機が使用開始となった。2005年の当駅写真に見られる正面の自動券売機設置部分を含む駅舎が撤去されて、後方に抜ける自由通路となり、同時に駅南側の道路からのアクセスが開通して西口となった。2010年4月1日より自由通路と西口が正式に使用開始となり、開業以来の駅東側の道路からのアクセスは新たに東口とされた。また、当駅にはこれまでバリアフリー設備がなかったが、2012年秋に改札内コンコースとホームを結ぶエレベータースロープ、多機能トイレの新設工事が開始され、2013年2月9日に使用開始となった。タクシー乗り場は、駅への通路に設けられていたが、自由通路開設に伴い当駅東口写真では画面中央の元東武スポーツ駐車場に移設され、さらにイオンモール船橋の開業に伴い施設内にタクシー乗り場が設置されたことで廃止された。[要出典]

2011年3月には、駅構内の案内板がピクトグラムを用いたデザインに一新された。ホームにあった駅名標路線図は撤去され、駅名標・路線図・所要時間と一体型になった自立式案内板が設置された。2013年には、発車標が設置された。[要出典]2014年度に駅のリニューアルを実施した[1]

のりば 編集

番線 路線 方向 行先[2]
1   東武アーバンパークライン 下り 船橋方面
2 上り 方面

利用状況 編集

2022年度の1日平均乗降人員12,948人である[東武 1]

2011年度までは1日平均乗降人員が5,000人未満に留まり、野田線内でも乗降人員が少ない駅の一つだった。しかし、2012年度は駅前再開発の進展により、前年度より5,000人以上増加した。これまで当駅よりも乗降人員が多かった北大宮駅藤の牛島駅七光台駅愛宕駅の4駅を一気に上回った。

近年の1日乗降・乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[3]
年度 1日平均
乗降人員[4]
1日平均
乗車人員[5]
出典
1995年(平成07年) 2,964 [* 1]
1996年(平成08年) 2,747 [* 2]
1997年(平成09年) 2,714 [* 3]
1998年(平成10年) 2,590 [* 4]
1999年(平成11年) 2,412 [* 5]
2000年(平成12年) 2,406 [* 6]
2001年(平成13年) 2,448 [* 7]
2002年(平成14年) 4,595 2,255 [* 8]
2003年(平成15年) 4,360 2,126 [* 9]
2004年(平成16年) 4,152 2,011 [* 10]
2005年(平成17年) 4,279 2,075 [* 11]
2006年(平成18年) 4,507 2,205 [* 12]
2007年(平成19年) 4,792 2,380 [* 13]
2008年(平成20年) 4,538 2,248 [* 14]
2009年(平成21年) 4,208 2,087 [* 15]
2010年(平成22年) 4,322 2,159 [* 16]
2011年(平成23年) 4,339 2,222 [* 17]
2012年(平成24年) 9,564 4,987 [* 18]
2013年(平成25年) 11,383 5,877 [* 19]
2014年(平成26年) 11,918 6,093 [* 20]
2015年(平成27年) 12,510 6,392 [* 21]
2016年(平成28年) 13,272 6,669 [* 22]
2017年(平成29年) 13,544 6,798 [* 23]
2018年(平成30年) 13,870 6,962 [* 24]
2019年(令和元年) 13,943 6,999 [* 25]
2020年(令和02年) [東武 2]11,186
2021年(令和03年) [東武 3]12,115
2022年(令和04年) [東武 1]12,948

駅周辺 編集

 
イオンモール船橋

かつては旭硝子(現:AGC)や日本建鐵などの大規模な工場が立地する一角に駅が所在していたが、閉鎖・縮小された工場跡地が大型商業施設、病院、物流センターや共同住宅、公共施設となった。

2010年4月の自由通路の完成によって西口が開設された。船橋駅方面高架線路の西側に沿って駅南方の市道00-169号線に抜ける通路が新たに開設された。同時に隣接するマックスバリュ駐車場への出入口も設置されたが、同店の営業終了後はイオンモール船橋開業まで閉鎖されていた。東口側の市道の変更に伴い、塚田駅方面に向かう歩行者は、東口ではなく西口に出て、2012年2月1日に当時建設中のイオンモール船橋内に設置された通路を通行する必要があったが、2014年7月に新たな歩道が設置されたことで東口から通行できるようになった。当駅から徒歩約10分ほどのところに、東葉高速鉄道東海神駅がある。

改札外 編集

東口 編集

 
東海神駅(T4出入口)

駅前にはマンション(集合住宅)のプラウド船橋一街区から五街区が整備されており、その先には千葉県道288号夏見小室線が走る。

もともとあった旭硝子船橋工場は2004年3月に閉鎖、建物を解体・撤去し、3年をかけて土壌汚染の除去作業を行った。その後の跡地利用は、当初はベンチャープラザ船橋のみであった。2010年11月の船橋市都市計画審議会に報告された新船橋駅東地区計画は2011年7月に市決定され、旭硝子と売買契約を締結した三菱商事野村不動産が(仮称)船橋北本町プロジェクトとして実施した。プロジェクトによるタウンネーミング投票では「ふなばし森のシティ」という名称が選定された。マンション「プラウド船橋」(全5街区)は2013年3月から2014年7月にかけて入居開始し、戸建て区画「プラウドシーズン船橋森のシティ」が2013年11月に入居開始している。また、2013年4月にイオンタウン新船橋が開業したほか、同年5月に船橋総合病院が船橋市本町より移転開院した。ベンチャープラザ船橋に隣接して船橋市保健福祉センターが2015年10月にオープンした。

西口 編集

 
行田公園

駅前には大型商業施設イオンモール船橋が建ち、その先に千葉県道9号船橋松戸線が走る。

日本建鐵跡地内にイオンショッピングセンターの建設が発表され、マックスバリュ新船橋店隣接地において2007年11月に着工したが、土壌および地下水汚染が発見されたことで工事を中断し土壌汚染除去作業が行われた。2012年4月にイオンモール船橋としてオープン。

以前住宅展示場のハウジングガーデン船橋だった場所を含む日本建鐵跡地にはシャネル船橋コーポレートオペレーションズセンターが建設され、研究所と物流センター機能を有し、澁澤倉庫が運営する。

バス路線 編集

2011年5月10日(5月9日深夜)より、平和交通深夜急行バス千葉ニュータウン線を運行開始し、当駅南東側の市道に設けた新船橋駅停留所に停車するようになった。月 - 金曜日深夜の運行で土・日・祝日と年末年始は運休、また当停留所では降車のみの扱いである。2013年4月17日(4月16日深夜)より、船橋新京成バス深夜急行バスである深夜急行線を運行開始し、上記の平和交通に隣接した新船橋駅入口停留所に停車するようになった。月 - 金曜日深夜の運行で土・日・祝日と年末年始、お盆期間は運休、また当停留所では降車のみの扱いである。

従来、船橋駅北口より当駅と日本建鐵等を含む一角を時計回りに走り船橋駅北口に戻る船橋新京成バスの路線(「建鉄循環線」)に新船橋駅前バス停留所が設定されていたが、駅周辺の道路切り替えに伴って、2012年4月より新船橋駅前を経由しないルートに変更された[6]。元々、「建鉄循環線」の名称は、当駅そばに工場を持っていた日本建鐵に由来し、その最寄りの停留所として駅の南西側の市道沿いに日本建鉄前停留所が設置されていた。しかし、日本建鐵が三菱電機傘下の「三菱電機冷熱システム製作所」・「三菱電機冷熱応用システム」に事業移管して清算され、工場そのものも船橋から撤退するなどの変化が発生したこともあり[7]、船橋新京成バスは2022年3月19日より、建鉄循環線を「山手ループ線」と改称すると同時に、日本建鉄前停留所も新船橋駅停留所と改名することを発表した[8]

  • 平和交通バス
    • 深夜急行バス 千葉ニュータウン線 新船橋駅(降車のみ)
  • 船橋新京成バス
    • [船35] 山手ループ線(旧・建鉄循環線) 新船橋駅(2022年3月19日に「日本建鉄前」から改称[8]、同線に2012年4月15日まで存在した「新船橋駅前」とは別の場所[6]
    • 深夜急行線 新船橋駅入口(降車のみ、山手ループ線・新船橋駅バス停留所とは場所が異なる)

隣の駅 編集

東武鉄道
  東武アーバンパークライン
急行
通過
普通
塚田駅 (TD 33) - 新船橋駅 (TD 34) - 船橋駅 (TD 35)

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ 2014年度の鉄道事業設備投資計画 at the Wayback Machine (archived 2015-09-21) - 東武鉄道(2014年4月30日)
  2. ^ 新船橋駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2023年10月1日閲覧。
  3. ^ 船橋市統計書 - 船橋市
  4. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  5. ^ 千葉県統計年鑑
  6. ^ a b 2012/03/29 【船橋新京成バス】新船橋駅周辺の開発による新設道路建設に伴う建鉄循環線のルート変更及び停留所廃止について”. 新京成電鉄 (2012年3月29日). 2012-15-16時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月10日閲覧。
  7. ^ 三菱電機冷熱応用システム株式会社・沿革
  8. ^ a b 【船橋新京成バス】ダイヤ改正のお知らせ(3/19(土))”. 新京成電鉄 (2022年3月19日). 2022年3月9日閲覧。
千葉県統計年鑑
東武鉄道の1日平均乗降人員
  1. ^ a b c 東武鉄道株式会社. “駅情報(乗降人員)”. 2023年8月5日閲覧。
  2. ^ 東武鉄道株式会社. “駅情報(乗降人員)”. 2021年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月5日閲覧。
  3. ^ 東武鉄道株式会社. “駅情報(乗降人員)”. 2022年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月5日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集