新静岡駅

日本の静岡県静岡市葵区にある静岡鉄道の駅

新静岡駅(しんしずおかえき)は、静岡県静岡市葵区鷹匠一丁目にある静岡鉄道静岡清水線である。同線の起点である。駅番号S01

新静岡駅
けやき通り口(2013年2月12日)
しんしずおか
Shin-shizuoka
(0.5 km) 日吉町 S02
地図下は乗換駅の静岡駅
所在地 静岡市葵区鷹匠1-14-1
北緯34度58分32.94秒 東経138度23分14.51秒 / 北緯34.9758167度 東経138.3873639度 / 34.9758167; 138.3873639座標: 北緯34度58分32.94秒 東経138度23分14.51秒 / 北緯34.9758167度 東経138.3873639度 / 34.9758167; 138.3873639
駅番号 S 01
所属事業者 静岡鉄道
所属路線 S 静岡清水線
キロ程 0.0 km(新静岡起点)
駅構造 地上駅
ホーム 櫛形 2面3線
乗車人員
-統計年度-
9,793人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-
19,362人/日
-2019年-
開業年月日 1908年明治41年)12月9日
乗換 ■ CA  17  静岡駅JR東海
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以前は車両工場も併設(長沼駅に移転)されており、鉄道線並びに軌道線車両(静岡市内線清水市内線)の車両を受け持っていた。また、静岡市内線が健在だったころは当駅が静岡清水線との乗り換えターミナルとなっていた。

歴史

 
改修前の3番線ホーム
(2005年11月17日)
 
新静岡駅を発車した列車
(2009年1月3日)

年表

駅ビルの改築

年間800万人以上の来客と100億円を超える売り上げのある新静岡センターであったが、開業から40年以上が経ち、ビル自体も老朽化しており、バリアフリー化が遅れている事や、敷地面積の3分の1程度しか建物として高度利用されておらず、専門チームを編成し、大掛かりな改築プロジェクトを進めた。設置者の静岡鉄道は、2009年1月31日の営業をもって新静岡センターを一時営業休止とする方向で、入居テナントに退店又は契約継続の協議を進めている事を発表した。

新しいターミナルビルは旧ビルとバスターミナルを解体した上で建設された。地上11階・地下1階建て、店舗面積約32000平方メートル(改築前のビルは約13000平方メートル)、延床面積約93000平方メートル。地下1階は食料品フロア、地上1階はバスターミナル、鉄道駅、コンコース、衣料品店、地上2 - 5階は衣料品や雑貨店などの商業施設、6 - 8階は駐車場、9階以上は複合映画館などとなる。ハンズしずてつストア、静活系シネマコンプレックス「シネシティ・ザート」を核テナントとした。また隣接地に「静鉄鷹匠ビル」も建てられ静岡鉄道の本社事務所となり「新静岡セノバ」と道路を跨いだ連絡通路も設置された。

改築工事のスケジュール

 
静岡鉄道本社の静鉄鷹匠ビルと駅側連絡通路

以下のスケジュールは発表又は報道されたもの。

  • 2009年1月31日をもって新静岡センターの営業を休止。
    • 但し、地下1階のしずてつストアは同年3月2日までは店舗スペースを縮小の上、現在地で営業を継続した。
    • 新静岡駅3番線ホームを閉鎖したため、同年2月1日からダイヤを修正。同年4月1日には改札が地上に移転した。なお、バスターミナルは同年3月31日まで変更されなかった。

移転・開設など

  • 2009年(平成21年)
    • 3月3日:しずてつストアが葵区鷹匠二丁目16番へ移転。
    • 3月9日:静岡鉄道本社が葵区追手町3番へ仮移転。
    • 3月31日:同日をもってバスターミナルを閉鎖。周辺に設置する仮停留所または静岡駅に移転した。
    • 4月1日:静岡清水線電車の仮設改札口が開設される。
    • 11月25日:仮設改札口が移転する。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月5日:新ターミナルビル本体起工式を行う。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月26日:仮設改札口が再度移転する。
    • 9月26日:静岡鉄道本社が葵区鷹匠一丁目1番の静鉄鷹匠ビルに移転。
    • 10月5日:新ターミナルビル「新静岡セノバ」が開業。
    • 10月11日:新静岡バスターミナル、供用再開。

駅構造

島式ホーム2面3線(頭端式)を有する地上駅

静鉄プロパティマネジメントが管理・運営する商業施設「新静岡セノバ」が併設されている。

改修工事前は、新静岡センターの立体駐車場が覆いかぶさり、高さが低い3番線は剛体架線となっていたが、新静岡センターの建て替えと立体駐車場解体工事に伴い、3番線ホームと共に撤去された。

電車乗り場は、改修工事前は新静岡センター地下1階(食料品フロア)に設けられた出改札口から階段を利用してプラットホームに向かうようになっていたが、その後、新静岡セノバ竣工後は1階の鷹匠町側からけやき通り側へ連なる自由通路から段差なく直接プラットホームにアクセス可能な構造に改められて、バリアフリーに対応した。

のりば

乗り場 路線 方面 備考
1 静岡清水線 草薙新清水方面 日中はこちらを使用
2
3 2番線の降車ホームも兼ねる

利用状況

「静岡県統計年鑑」及び「静岡市統計書」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員19,362人(乗車人員:9,793人、降車人員:9,569人)である。当駅は、静岡市の中心市街地に位置し、静岡清水線全15駅の中で最も利用者が多い。

近年の1日平均乗降・乗車人員は以下の通りである。

年度別1日平均乗降人員[3]
年度 1日平均乗降人員
乗車人員 降車人員 合計
2002年(平成14年) 10,523 8,054 18,577
2003年(平成15年) 10,721 8,102 18,823
2004年(平成16年) 10,998 8,212 19,210
2005年(平成17年) 9,171 9,338 18,509
2006年(平成18年) 11,070 8,172 19,242
2007年(平成19年) 10,994 8,269 19,263
2008年(平成20年) 8,877 9,171 18,048
2009年(平成21年) 7,445 7,829 15,274
2010年(平成22年) 7,253 7,994 15,247
2011年(平成23年) 8,173 8,009 16,182
2012年(平成24年) 8,938 8,225 17,163
2013年(平成25年) 8,614 8,432 17,046
2014年(平成26年) 8,920 8,694 17,614
2015年(平成27年) 9,240 9,097 18,337
2016年(平成28年) 9,545 9,346 18,891
2017年(平成29年) 9,768 9,504 19,272
2018年(平成30年) 9,941 9,716 19,657
2019年(令和元年) 9,793 9,562 19,362

駅周辺

 
セノバけやき口前にあるさくらももこデザインのマンホール蓋

静岡市静岡市街の中心部にある。

バス路線

 
新静岡バスターミナル
 
バスターミナル内

高速バス

空港リムジンバス

新静岡バスターミナル

  • 当駅のある新静岡セノバ1階にあるバスターミナル。
  • ターミナル開放時間 5:35-1:00
  • しずてつジャストラインが運営している。
  • 運行の都合上、ターミナル内に乗り入れない路線もある。
  • 10番は欠番

新静岡バス停(新静岡バスターミナル内)

1番
2番
3番
4番
5番
6番(高速バス・空港リムジンバス・夜行バス系統)
7番
  • 降車専用
8番
  • 降車専用

新静岡バス停(北街道沿い)

9番
  • 安東循環線(中町まわり)運行休止中
  • 降車(北街道からの各線)

新静岡伝馬町バス停(ペガサート前)

11番
  • 美和大谷線(東大谷方面)
  • 県立病院高松線(登呂コープタウン方面)
  • 大浜麻機(おおはまあさばた)線(大浜方面)
  • 中原池ヶ谷線(徳洲会病院方面)
  • 井の宮線
  • 西部循環線(駒形まわり)

新静岡御幸町バス停(電電ビル前)

12番
  • 美和大谷線(美和方面)
  • 県立病院高松線(県立病院方面)
  • 大浜麻機線(麻機方面)
  • 中原池ヶ谷線(唐瀬方面)
  • 西部循環線(中町まわり)

その他

  • パサールカードには、「静岡」と表示される。
  • 駅の新清水寄りに設置されている両渡り線には、かつて走行時に発生するレールと車輪が軋む音を低減させる目的で散水装置が設置されていたが、新清水駅共々程なく撤去された。
  • 2008年に、プラットホームで「杉ちゃん&鉄平」のコンサートが開催されている。

隣の駅

静岡鉄道
S 静岡清水線
新静岡駅 (S01) - 日吉町駅 (S02)

脚注

  1. ^ 延焼十三時間半、やっと鎮火(昭和15年1月16日 大阪毎日新聞)『昭和ニュース辞典第7巻 昭和14年-昭和16年』p79 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  2. ^ “静岡鉄道 5駅を自動改札化 94年にストアード・フェアも”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年9月4日) 
  3. ^ 静岡市統計書 - 静岡市

関連項目

外部リンク