新鹿沼駅

栃木県鹿沼市鳥居跡町にある東武鉄道の駅

新鹿沼駅(しんかぬまえき)は、栃木県鹿沼市鳥居跡町(とりいどちょう)にある東武鉄道日光線である。駅番号TN 18

新鹿沼駅
駅舎(2021年8月)
しんかぬま
Shin-kanuma
TN 17 樅山 (2.6 km)
(3.0 km) 北鹿沼 TN 19
地図
所在地 栃木県鹿沼市鳥居跡町1475[1]
北緯36度33分26.03秒 東経139度44分41.82秒 / 北緯36.5572306度 東経139.7449500度 / 36.5572306; 139.7449500座標: 北緯36度33分26.03秒 東経139度44分41.82秒 / 北緯36.5572306度 東経139.7449500度 / 36.5572306; 139.7449500
駅番号 TN18
所属事業者 東武鉄道
所属路線 日光線
キロ程 66.8 km(東武動物公園起点)
電報略号 カマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
[利用客数 1]2,811人/日
-2022年-
開業年月日 1929年昭和4年)4月1日[1]
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歴史 編集

駅構造 編集

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線を有する地上駅。駅舎は浅草方面ホーム側にあり、東武日光方面ホームとは跨線橋により連絡している。

バリアフリー設備としてエレベーターが設置されている。2012年に駅の東西を連絡する自由通路の建設が進められ[5]、同年4月5日より供用を開始した[6]

東武日光駅管区傘下の駅長配置駅で、合戦場駅 - 板荷駅間を管理する。

のりば 編集

1・3番線を主本線として、2番線を上下線共用の待避線としている。

番線 路線 方向 行先
1・2   日光線 上り 新栃木東武動物公園
  東武スカイツリーライン 北千住とうきょうスカイツリー浅草
JR新宿方面
2・3 下り 下今市東武日光  鬼怒川線 鬼怒川温泉方面
  • 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
  • 当駅始発の列車が早朝に2本設定されている。夜にも新栃木方面から当駅止まりの列車が設定されており、こちらは合戦場 - 当駅間へ向かう最終列車となっている。

利用状況 編集

2022年度の1日平均乗降人員2,811人である[利用客数 1]

近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度別1日平均乗降・乗車人員
年度 1日平均
乗降人員[7]
1日平均
乗車人員[8][9]
1998年(平成10年) 4,421
1999年(平成11年) 4,437
2000年(平成12年) 4,444 2,259
2001年(平成13年) 4,494 2,293
2002年(平成14年) 4,298 2,196
2003年(平成15年) 4,208 2,139
2004年(平成16年) 4,112 2,088
2005年(平成17年) 4,147 2,108
2006年(平成18年) 3,976 1,998
2007年(平成19年) 3,825 1,923
2008年(平成20年) 3,757 1,891
2009年(平成21年) 3,564 1,793
2010年(平成22年) 3,412 1,716
2011年(平成23年) 3,393 1,694
2012年(平成24年) 3,507 1,722
2013年(平成25年) 3,503 1,732
2014年(平成26年) 3,438 1,710
2015年(平成27年) 3,538 1,763
2016年(平成28年) 3,553 1,806
2017年(平成29年) 3,554 1,803
2018年(平成30年) 3,511 1,780
2019年(令和元年) 3,379 1,710
2020年(令和02年) [利用客数 2]2,520
2021年(令和03年) [利用客数 1]2,618
2022年(令和04年) 2,811

駅周辺 編集

駅前のモニュメント 編集

 
夢の樹
夢の樹
1983年(昭和58年)に制作された、岡本太郎の作品[10][11]。鹿沼市が岡本の知人である栃木県職員を介して制作を依頼し、岡本は何度も鹿沼に通って完成させた[10][11]。岡本は鹿沼市の緑あふれる街並みを気に入ったといい、岡本に同行した市職員らに「鹿沼の緑」と書いた色紙を贈った[11]。宇宙に向かって樹・人間・生命力が開くさまを表している[10][11]
作品はアルミニウム製で、高さが4メートルある[10][11][12]。鹿沼市民文化センターのシンボルとして設置されたため同所に置かれていたが、岡本の生誕100周年を記念し、2012年(平成24年)に新鹿沼駅東口ロータリーへ移設された[10][11]。移設に当たっては岡本太郎記念現代芸術振興財団に照会し、住宅街にある鹿沼市民文化センターよりも市民の目に触れやすい駅前の方が作品に親しんでもらえると了承を得た[12]。その際に300万円をかけて修復が行われた[10]
いちごモニュメント
高さ2.2メートルのいちごの形をしたモニュメントで、「いちご市」を標榜する鹿沼市が「いちごの聖地」への飛躍を目指すプロジェクトの一環で設置された[13]。元はいちご一会とちぎ国体・大会(2022年)の際に競技会場のTKCいちごアリーナの前に置かれていたもので、2023年(令和5年)2月19日に除幕式を行って、駅前に移設した[13]

バス路線 編集

駅前広場にはコミュニティバスの「東武新鹿沼駅」停留所がある。

一般路線バスは駅前に入らず、駅東方の例幣使街道上にある「鳥居跡町」(とりいどちょう)停留所が事実上の当駅バス停となっている。

停留所名こそ異なるが、宇都宮から来るバスは行き先表示に「新鹿沼」を掲げており、東武鉄道公式サイトでも「鳥居跡町」を当駅の乗り換えバス停として案内している[14]

東武新鹿沼駅
鳥居跡町

当駅から230メートル先の新鹿沼駅前交差点北側に設置されている。宇都宮から来るバスは「新鹿沼」表示のまま終点鹿沼営業所まで運行される。

隣の駅 編集

東武鉄道
  日光線
急行
新栃木駅 (TN 12) - 新鹿沼駅 (TN 18) - 下今市駅 (TN 23)
普通
樅山駅 (TN 17) - 新鹿沼駅 (TN 18) - 北鹿沼駅 (TN 19)

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b “私鉄沿線・いま”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1996年7月2日) 
  2. ^ 平成27 年台風第18 号等による大雨に係る被害状況等について (PDF)
  3. ^ 新鹿沼駅をいちごに装飾!新鹿沼駅から初運行となるSL大樹をいちごSL大樹ふたらとして運転します!”. 東武鉄道. 2024年1月15日閲覧。
  4. ^ 東武 新鹿沼駅など いちご装飾 実施”. 鉄道コム. 2024年1月15日閲覧。
  5. ^ 都市再生整備計画(第3回変更) 新鹿沼駅周辺地区 平成21年12月 (PDF) - 鹿沼市役所
  6. ^ 新鹿沼駅に東西自由通路が完成 - 下野新聞社 2012年4月6日
  7. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  8. ^ 栃木県統計年鑑
  9. ^ 鹿沼市統計書
  10. ^ a b c d e f 駅前で「強烈な存在感」 8000万円かけた岡本太郎作品が鹿沼にあった”. 下野新聞 (2022年6月3日). 2023年3月1日閲覧。
  11. ^ a b c d e f 川上寛尚 (2023年1月30日). “鹿沼の緑に魅せられた 岡本太郎の『夢の樹』”. とちぎ630. NHK宇都宮放送局. 2023年3月1日閲覧。
  12. ^ a b 中村尚徳 (2022年11月27日). “新鹿沼駅前の岡本太郎作品 日常に溶け込むアート体現”. 朝日新聞. 2023年3月1日閲覧。
  13. ^ a b 巨大イチゴのモニュメント、東武新鹿沼駅前に移設 とちぎ国体で使用”. 下野新聞 (2023年2月20日). 2023年3月1日閲覧。
  14. ^ 新鹿沼駅
東武鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 東武鉄道株式会社. “駅情報(乗降人員)”. 2022年8月11日閲覧。
  2. ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員) - ウェイバックマシン(2021年12月15日アーカイブ分)、2022年8月11日閲覧

関連項目 編集

外部リンク 編集