旅費交通費(りょひこうつうひ、: travelling charges)は、仕入れ、販売、集金またはその他の業務活動遂行のために、従業員が出張する際に利用する各種交通機関や宿泊施設に支払う料金および宿泊料をいう。会計の勘定科目の一つで、「旅費+交通費」のことを指し[1][2]、出張などの遠距離の移動に適用される[3]

解説 編集

税法上、原則損金算入かつ課税仕入に該当し、仕入税控除額の対象になり[4]、行政を含む多数の機関で用語として使用される[5][6][7]

旅費とは、企業が定める旅費規程によって支払われるものを言い、交通費とは、電車・バス・タクシー・航空機などの運賃を言う。工場関係のものは製造経費として製造原価を構成し、販売・管理業務関係のものは販売費および一般管理費として処理する。

脚注 編集

  1. ^ 細田聖子 (2019年3月8日). “交通費精算とは?その対象や処理方法、電子帳簿保存法対応について”. www.concur.co.jp. 2019年11月7日閲覧。
  2. ^ 出張費とは?旅費交通費と交通費はどう違う?”. J'sNAVI NEO. JTB. 2019年11月7日閲覧。
  3. ^ 旅費交通費と交通費の違いはなに?”. 経理・総務の仕事 (2018年1月9日). 2019年11月7日閲覧。
  4. ^ 旅費交通費とは” (2019年10月9日). 2019年11月7日閲覧。
  5. ^ 旅費交通費規程” (PDF). 公益社団法人新潟県作業療法士会 (2016年6月). 2019年11月7日閲覧。
  6. ^ 別紙 調査・測量・設計及び計画業務旅費交通費積算要領” (PDF). 林野庁. 2019年11月7日閲覧。
  7. ^ 旅費交通費の改定について” (PDF). 東京都建設局. 2019年11月7日閲覧。