日前宮駅

日本の和歌山県和歌山市にある和歌山電鐵の駅

日前宮駅(にちぜんぐうえき)は、和歌山県和歌山市有家にある和歌山電鐵貴志川線駅番号03

日前宮駅
駅入口(2008年7月)
にちぜんぐう
NICHIZENGU
02 田中口 (0.8 km)
(1.5 km) 神前 04
地図当駅の北に日前神宮・國懸神宮がある
所在地 和歌山県和歌山市有家
北緯34度13分35.3秒 東経135度12分6.76秒 / 北緯34.226472度 東経135.2018778度 / 34.226472; 135.2018778座標: 北緯34度13分35.3秒 東経135度12分6.76秒 / 北緯34.226472度 東経135.2018778度 / 34.226472; 135.2018778
駅番号 03
所属事業者 和歌山電鐵
所属路線 貴志川線
キロ程 1.4 km(和歌山起点)
電報略号 ニチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
454人/日
-2020年-
開業年月日 1916年大正5年)2月15日
備考 無人駅
テンプレートを表示

紀伊国の一の宮たる日前宮の最寄り駅である。

歴史 編集

  • 1916年大正5年)2月15日:山東軽便鉄道の大橋駅 - 山東駅(現在の伊太祈曽駅)間の開通とともに秋月駅として開業。
  • 1922年(大正11年)2月28日:紀勢西線(紀勢本線)東和歌山駅(現在の和歌山駅)の開業に合わせ、同駅 - 当駅間が開業。これに伴い当駅 - 中ノ島駅間が廃止。
  • 1929年昭和4年)11月:社名変更により山東鉄道の駅となる。
  • 1931年(昭和6年)4月28日:社名変更により和歌山鉄道の駅となる。
  • 1933年(昭和8年):日前宮駅に改称。
  • 1957年(昭和32年)11月1日:和歌山電気軌道との合併により同社鉄道線の駅となる。
  • 1961年(昭和36年)11月1日:南海電気鉄道との合併により同社貴志川線の駅となる。
  • 2000年平成12年)10月1日:無人化。
  • 2006年(平成18年)4月1日:和歌山電鐵への継承により同社貴志川線の駅となる。

駅構造 編集

島式ホーム1面2線を持つ地上駅。かつては小さな木造駅舎を持ち自動券売機も設置されていたが、2000年(平成12年)の無人化に伴い自動券売機は撤去され、やがて駅舎も解体されてしまった。現在は無人駅で、スルッとKANSAI対応のカードは使用できない。ホーム移動用に構内踏切がある。改札外に男女共用のトイレがある。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1 貴志川線 下り 貴志方面
2 上り 和歌山方面

利用状況 編集

2020年(令和2年)度の調査結果では、1日平均乗降人員454人である。

各年度の1日平均乗降人員は下記の通り[1][2]

年度 1日平均
乗降人員
1980年 885
1985年 549
1990年 484
1995年 480
2000年 317
2001年 315
2002年 318
2003年 321
2004年 365
2005年 403
2006年 528
2007年 531
2008年 584
2009年 585
2010年 586
2011年 592
2012年 587
2013年 628
2014年 620
2015年 777
2016年 738
2017年 730
2018年 703
2019年 669
2020年 454
2021年 467

駅周辺 編集

当駅は、日前宮の最寄り駅である。また当駅の付近には和歌山県の歴史を語る上で重要な遺跡も数多く存在している。

広い境内を入って左側には日前神宮が、右側には国懸神宮があり日前宮とはこの二つの神社の総称。紀伊国一の宮でもある。当駅の北600 mほどのところにある。
日前宮を中心としておよそ1 km四方ほどの範囲に広がる遺跡。古くは弥生時代のさまざまな遺物がのこされており、古墳も点在している。当駅の北に広がっている。
国の史跡に指定されている貝塚。縄文時代のもので明治28年(1895年)に鳥居龍蔵直良信夫によって近畿地方で貝塚としては初めて発見された。当駅の北東1 km程のところにある。

隣の駅 編集

和歌山電鐵
貴志川線
田中口駅 (02) - 日前宮駅 (03) - 神前駅 (04)
  • ()内は駅番号を示す。

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集