日本科学未来館

東京都江東区青海にある科学館
東京臨海副都心 > 青海 (江東区) > 日本科学未来館

日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん、英称:The National Museum of Emerging Science and Innovation、愛称:Miraikan)は、東京都江東区青海国際研究交流大学村内にある科学館

日本科学未来館
The National Museum of Emerging Science and Innovation


地図
日本科学未来館の位置(東京都区部内)
日本科学未来館
日本科学未来館の位置
施設情報
正式名称 日本科学未来館
愛称 Miraikan
専門分野 先端科学技術
来館者数 22万0,971人(2021年度)[1]
館長 浅川智恵子
事業主体 国立研究開発法人科学技術振興機構
建物設計 日建設計久米設計
延床面積 40,744m2[1]
開館 2001年7月9日
所在地 135-0064
東京都江東区青海二丁目3番6号
位置 北緯35度37分9.31秒 東経139度46分35.63秒 / 北緯35.6192528度 東経139.7765639度 / 35.6192528; 139.7765639
外部リンク https://www.miraikan.jst.go.jp
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示

概要 編集

2001年7月9日に開館。科学技術振興機構が設立。当初運営は財団法人科学技術広報財団に委託されていたが、2009年に事業仕分けの対象となりその運営方法が見直され、現在は科学技術振興機構の直轄運営となっている。

  • 最新の科学技術の展示
  • 社会一般への科学技術者の成果の発表
  • 一般社会からの科学技術の所感・見解などを学会論文などを通じての研究者へフィードバックする

など科学技術と人々との交流をコンセプトとし、多様なバックグラウンドをもつ科学コミュニケーターなどのスタッフが在籍している。また、科学コミュニケーションの手法開発、科学コミュニケーターの育成、輩出も主な事業として行っている。2017年11月、世界科学館サミットを主催し、98の国と地域から828名が参加した。

2020年4月13日、科学技術振興機構は開館以来館長を務めてきた毛利衛が2021年3月末で退任すると発表した。後任の館長はIBMフェローの浅川智恵子[2]

展示内容と関連する項目 編集

地球とつながる 編集

  • ジオ・コスモス
人工衛星が撮影した雲の様子を見ることで、地上にいながら、刻々と変化する地球の様子を感じることができる球体ディスプレイ装置。設置当初は、約100万個の発光ダイオード(LED)で映し出していた。2011年度の創立10周年に同球体ディスプレイをリニューアル。およそ1万枚の有機ELパネルを使って1000万画素を達成。
2021年10月から公開を休止していたが、2022年4月20日にリニューアルし、再公開された。従来のディスプレイ(有機ELパネル)が最新のLEDパネルに置き換え。HDRの対応、広色域化され、より複雑な明るさや色彩の表現が可能となった。また、フレームレートも従来の約2倍となっている[3]

世界をさぐる 編集

  • 地球環境とわたし
  • ニュートリノから探る宇宙
  • 加速器で探る素粒子と宇宙
  • 細胞たち研究開発中
  • ぼくとみんなとそしてきみ
  • 100億人でサバイバル
  • ちりも積もれば世界をかえる
  • プラネタリー・クライシス これからもこの地球でくらすために
  • こちら、国際宇宙ステーション

未来をつくる 編集

  • 計算機と自然,計算機の自然
  • 未来逆算思考
  • インターネット物理モデル
  • 老いパーク
  • 零壱庵
  • ナナイロクエスト
  • ハロー!ロボット
  • ノーベルQ―ノーベル賞受賞者たちからの問い

ドームシアターガイア 編集

2009年1月に日本初の全天周・超高精細立体視映像システムであるAtmosが導入され、MEGASTAR-II Cosmosと連動したオリジナルのプログラムを上映している。

その他施設 編集

  • 7F-未来館ホール, イノベーションホールを含めたコンファレンスルーム
  • 7F-レストラン「Miraikan Kitchen」
  • 5F-カフェ「Miraikan Cafe」
  • 1F-ミュージアムショップ「Miraikan Shop」
  • 1F-コミュニケーションロビー
  • 1F-多目的ルームA, B
  • 1F-シンボルゾーン

これらの施設の一般利用に対して入館料金は発生しない。

利用案内 編集

  • 開館時間:10時 - 17時(入館は16時30分まで)
  • 休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合は開館)、年末年始およびメンテナンス日

常設展入場料金 編集

大人
個人 630円 / 団体 500円
18歳以下
個人 210円 / 団体 160円

小学生未満・障害者手帳所持者(本人と付随人1名まで)は無料

土曜日の18歳以下、敬老の日の65歳以上など、特定日の無料開放あり。

団体料金は8名以上で適用される。

入館自体に料金は発生しない。3Fと5Fの常設展に入る際に発生する。

チケットブースは館外のエントランス近くにある。

路線バス 編集

日本科学未来館
急行05系統(江東区城東シャトル)東京ビッグサイト駅新木場駅亀戸駅通り経由錦糸町駅行(土休日のみ)
急行06系統(江東区深川シャトル):東京ビッグサイト駅・豊洲駅門前仲町駅清澄庭園経由森下駅行(土休日のみ)
日本科学未来館前
海01系統台場駅フジテレビ有明テニスの森・豊洲駅・越中島駅経由門前仲町駅行/東京テレポート駅
波01系統:東京テレポート駅行/テレコムセンター駅経由中央防波堤

鉄道 編集

ギャラリー 編集

周辺情報 編集

その他 編集

脚注 編集

参考文献 編集

  • 『日本科学未来館コンセプトブック』 2002年7月31日発行 発行人:毛利衛
  • 『日本科学未来館パンフレット』 2006年1月版
  • 毛利衛『宇宙からの贈りもの』(岩波書店、2001年
  • 毛利衛『果てしない宇宙のなかで思う未来のこと』(数研出版、2002年)

外部リンク 編集