日長石(にっちょうせき、sunstone)は、長石グループに属する宝石。 灰曹長石のジュエリー級のものがサンストーンと呼ばれる。紅色の長石でアベンチュレッセンスを持つので、アベンチュリン[1]フェルドスパーとも呼ばれている。月長石と対になることから日長石(サンストーン)の名がついた。ギリシア語で「太陽の石」という意味のヘリオライト(heliolite)という名もある。

日長石(サンストーン)

性質・特徴 編集

澄んだ透明ないしは不透明の結晶で、虹色反射を伴う。結晶内部に金属小片結晶を含む。結晶は主に塊状で産出、小さくタンブル状のことが多い。

インド産のものは、灰曹長石(オリゴクレーズ)に赤鉄鉱を含んだ半透明~不透明の宝石になる。

結晶系 三斜晶系

硬度 6~6.5

成分・種類 編集

針鉄鉱赤鉄鉱などを含む。

産出地 編集

主産地はインドカナダアメリカ合衆国オレゴン州ノルウェー日本三宅島)など。

用途・加工法 編集

サイド・ストーリー 編集

古来より太陽の力を宿す石として扱われる。古代ギリシャでは太陽神の象徴として崇められ、お守りにしたり、中和させる目的でに使用された。インドではお祝いの儀式の時に使われていたという伝承がある。またリウマチの治療などにも用いられていた[要出典]

十二星座では獅子座天秤座惑星太陽に関係が深いと言われる。

脚注 編集

sunstone

  1. ^ アベンチュリン効果とは、宝石の中に混ざる他の鉱物雲母や赤鉄鉱等)の細かな結晶に光が反射して輝く効果のことを指す。

関連項目 編集

参考文献 編集

外部リンク 編集