日隅一雄
日隅 一雄(ひずみ かずお、1963年 - )は、日本の弁護士、元産經新聞記者。インターネット新聞「News for the People in Japan」の立ち上げの中心人物及び編集長。
人物
「ヤメ蚊」を自称するマスコミ出身の弁護士である。ネット視聴者内での通称は「オレンジ」(理由は後述)「ひずみん」等。
弁護士としては東京第二弁護士会所属。NHK番組改変問題、山一抵当証券事件、動燃記者発表自殺強制事件などを担当。グリーンピース宅配便窃盗事件ではグリーンピース側の代理人(顧問弁護士)、NHK番組改変問題の裁判では原告(VAWW-NETジャパン)側の代理人を務める(裁判は最高裁で敗訴)。2006年に発生した栃木県中国人研修生死亡事件では、中国人遺族の代理人を務める。
2009年の民主党政権誕生の際には、ブログ等で積極的に支持。その後も自民党の政策について過去の問題も含め批判し続けながら(個々の政権・政府ではなく、政党そのものを捉えるスタンス)、民主党の政策を肯定・擁護する発言を繰り返すとともに、民主党政権・政府による変革・成果を強調した。菅政権以降、政府への批判を強める一方で、過去に民主党によって政治がよくなるとの発言を自分自身が伝え続けたことに対する反省・釈明・説明は行われていない。
自由報道協会発足後は会員として参加。東日本大震災、福島第一原子力発電所事故後には東電の会見に連日参加した。2011年4月4日深夜には木野龍逸と共に放射能汚染水1万トンの海洋投棄について「責任者は発表できない」とする東電広報担当者に食い下がり、ついには栗田広報部課長から「汚染水流出決定の責任者は武藤栄副社長です」との言質を取った。この会見時に着ていたパーカの色から、ニコニコ生放送、Ustream中継を観ていた視聴者からは以後「オレンジ」との愛称で呼ばれることが多い。
2011年5月に末期の胆囊癌で余命半年と告知されるが、その後も東京電力会見などで取材、執筆活動を継続。2012年1月の自由報道協会賞では敬意を表して「日隅一雄賞」が設立されている。
この授与式で、「チベットの高僧のように焼身自殺しようかと」と冗談めいて発言し、その場にいた自由報道協会のメンバーも爆笑したことが後に問題となっている。2011年3月から2012年1月までの間にチベット人の抗議の焼身自殺は14人に上るなど、チベットでは中国による文化や宗教への弾圧などからチベット人による抗議行動が活発化している。この発言については本人がチベットの偉大な僧侶達に比べて自分はあまりに小さい、自己犠牲を厭わぬ彼らの崇高な生き方を見習い強圧的な東電・政府への抗議をするために同じ道を選び「日隅一雄賞」に権威を与えるべきかもしれない、という意味であったと釈明をしている[1]。
この発言については、インターネットにおいてチベット人にも発見されて「日本人全員がチベットの事に関心を持たなくても良いですが、我々の事を馬鹿にしないで欲しいです」と批判されており、池田信夫はこの発言に関連して、「自由報道協会に集まっているのは、「裏を取る」作業の訓練を受けたこともない極左的な跳ね上がりである」と、自らのブログに批判的なコメントを掲載した[2]。
略歴
- 1963年 - 広島県に生まれる
- 1987年 - 京都大学法学部卒業
- 1987年〜1992年 - 産経新聞社に在籍
- 1998年 弁護士登録(司法試験合格時期は未詳だが産経退社後)
- 2007年11月26日 - 「News for the People in Japan」立上げ
- 2008年 - 『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか』出版。
著書
- 『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか』現代人文社 ISBN 4877983716
- 『審議会革命―英国の公職任命コミッショナー制度に学ぶ』青山 貞一 (監修), 日隅 一雄 (翻訳)
- 『自由報道協会が追った3.11』自由報道協会・編 (著)
- 『検証 福島原発事故・記者会見――東電・政府は何を隠したのか』日隅 一雄 (著), 木野 龍逸 (著)
脚注
- ^ “自由報道協会賞授与式での発言について by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄”. 2012年1月31日閲覧。
- ^ “自由報道協会の自壊”. 2012年1月31日閲覧。
外部リンク
- 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(本人ブログ)
- 自由報道協会