明星中学校・高等学校 (東京都)

東京都府中市にある中高一貫校

明星中学校・高等学校(めいせいちゅうがっこう・こうとうがっこう 英語名:Meisei Junior/Senior High School)は、学校法人明星学苑が運営する、東京都府中市栄町一丁目にある併設型私立中高一貫校明星大学とは同一の学校法人で運営されている。略称は「明星」、「府中明星」。
なお、大阪府にも同名の中学校・高等学校があるが、本校との関係は全くない。

明星中学校・高等学校
地図北緯35度41分16.7秒 東経139度28分52.4秒 / 北緯35.687972度 東経139.481222度 / 35.687972; 139.481222座標: 北緯35度41分16.7秒 東経139度28分52.4秒 / 北緯35.687972度 東経139.481222度 / 35.687972; 139.481222
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人明星学苑
校訓 健康、真面目、努力
設立年月日 1923年(大正12年)5月
創立者 児玉九十
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型(外部混合有)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学校コード C113320600013 ウィキデータを編集(中学校)
D113320600011 ウィキデータを編集(高等学校)
高校コード 13717A
所在地 183-8531
東京都府中市栄町1丁目1番地
外部リンク https://www.meisei.ac.jp/hs/
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

概要 編集

中高一貫校だが、高等学校からの外部募集も行っている。高等学校は、第1学年から中学校から入学した内部進学生徒と高等学校から入学した外部進学生徒を混合して学級を編成する[1]。外部募集入学者は4割程度で、内部進学者が6割を占めている。東京都内の学生が多いが、埼玉県からの通学者も多く、神奈川県、山梨県から通学する生徒もいる。

教育 編集

高校入学と同時に明星大学への進学が原則として保証されるが、最低条件として中間試験・期末試験・学年末試験が機能している。各科目30点未満が赤点となり、3単位分以上の赤点を取ると留年となる。他に出席日数の条件がある(2年次から3年次は2単位分以上の赤点で留年)。

国公立大学早稲田大学慶應義塾大学上智大学を目指すMGSクラス (Meisei Global Science) が設置されており、指定校推薦と明星大学への特別推薦は対象外となる。また、2020年度からは高校に超・先端クラス、スーパーMGSクラス「SMGS」が誕生し、2021年度からは「SMGS2」が誕生した。さらに、2022年度からは「SMGS3」が新たに誕生した。

中学3年生は冬季期間の1ヶ月セブ島での研修旅行を実施。 高校2年生には夏季休業期間にニュージーランド、ベトナム、台湾での海外研修旅行を実施している。

沿革 編集

  • 1923年(大正12年)5月 - 財団法人成蹊学園事務局長である児玉九十が明星実務学校を開校[2]する。
  • 1927年(昭和2年) 2月 - 財団法人明星中学校に改組
  • 1948年(昭和23年)4月 - 明星高等学校を開校
  • 1954年(昭和29年)4月 - 中学校、高等学校に女子部を開設[3]
  • 2001年(平成13年)4月 - 中学校と高等学校の女子部に、森英恵デザインの制服を制定
  • 2003年(平成15年)4月 - 中学校で共学を開始
  • 2006年(平成18年)4月 - 高等学校で共学を開始
  • 2008年(平成20年)5月 - 明星学苑創立85周年を迎えて、1200人を収容する児玉九十記念講堂講堂が2月に、地上3階地下1階建ての総合体育館が5月に、それぞれ竣工
  • 2016年(平成28年)4月 - 選抜クラスの代わりにMGSクラスを設置
  • 2020年(令和2年) 4月 - スーパーMGSクラスを設置
  • 2023年(令和5年) 5月 - 開校100周年

男女別学時代 編集

1923年、男子校として設立。その31年後の1954年に中学・高校各女子部を設立され、男女別学となった。
通学路も中学・高校各男子部・女子部一緒で、歩いている時のみ、男子部・女子部各生徒たちとの会話も可能だった。
中学・高校各男子部と中学・高校各女子部の校舎は同じ敷地内にあり、男子部・女子部との交流も一切なく、校舎内で男子部・女子部各生徒たちと会話することも校則で禁じられていた。
始業式・入学式・体育祭・終業式・修学旅行・卒業式などの学校行事も全て男女別で行われてきており、男子部限定の行事や女子部限定行事もあった。文化祭である明星祭のみ男子部と女子部が一緒に行われてきた。
校歌も男女別であり、男子部の校歌は「校歌」、女子部の校歌は「女子部の歌」。
  • 男女別学時代当時の制服
男子部は男子校の伝統でもある詰襟 。濃紺でホック留め海軍型。好き嫌いが顕著に出る。ホックつけづらいから嫌いという声が目立つ。
女子部は胸もとにリボン(中学=えんじ色、高校=紺)をつけたジャンパースカート。2001年からは森英恵デザインのブレザーに改定する。
男女別学時代当時の制服は、2003年に中学校2006年に高校がそれぞれ共学へ移行以後も着用可能である。
  • 男女別学時代当時の食堂
男子部・女子部別学時代当時にも食堂(中学・高校一緒)も設置しており、利用も男女別。月曜日・火曜日・水曜日は女子部、木曜日・金曜日・土曜日には男子部がそれぞれ利用。利用できない日は教室で持参の弁当を食べていた。

進路 編集

例年、国公立大学に5名程度が合格し、卒業生の8割程度が私立大学に進学するうち3割は明星大学へ進学する

部活動 編集

ハンドボール部、トライアスロン部、スキー部、体操部、軽音楽部、吹奏楽部が全国レベルで活躍している。[要出典]バスケットボール部が関東レベルで活躍している。

学校関係者一覧 編集

毎年の行事 編集

  • 毎年9月に幼稚園から高校まですべてが参加する明星祭を開催する。
  • 毎年、高校の修学旅行はベトナム、台湾、ニュージーランドから選ぶことが出来る。

交通 編集

京王バス寺91 国分寺駅南口行き または、 京王バス寺91央 急行 明星学苑行き 「明星学苑」下車すぐ

京王バス寺91 府中駅行き または 京王バス寺91央 急行 明星学苑行き 「明星学苑」下車すぐ

脚注及び参照 編集

  1. ^ 明星高校の学校情報(高校受験パスナビ)(旺文社)の「ワンポイント情報」の冒頭に「●内部進学生とは1年次から混合クラス。」と掲載されている。
  2. ^ 男子校として
  3. ^ 男子校から男女別学へ

関連項目 編集

外部リンク 編集