星間空間

恒星と恒星の間の空間

星間空間(せいかんくうかん、英語: Interstellar Space)とは、銀河内の各々の恒星と恒星の間に広がる空間である[1]。なお、太陽風勢力圏といった各恒星の影響が及ぶ空間は「惑星間空間[2]、各銀河の間の空間は「銀河間空間」とされており[3]、星間空間とは区別されている[1]。星間空間には、水素などからなる星間ガス[4]、固体微粒子からなる星間ダスト[5]宇宙線星間磁場電磁波といった非熱的高エネルギー粒子が存在する(星間ガス・星間ダストを併せて星間物質、さらに非熱的高エネルギー粒子をあわせて広義の星間媒質と呼ばれる)[6]

宇宙探査機ボイジャー1号は2012年に星間空間に到達[7]ボイジャー2号は2018年に太陽風と星間物質がぶつかり合う境界(ヘリオポーズ)を通過し[8]、星間空間に達した[9]

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b "星間空間". デジタル大辞泉. コトバンクより2022年3月15日閲覧
  2. ^ 惑星間空間”. 天文学辞典. 日本天文学会. 2022年3月15日閲覧。
  3. ^ "銀河間空間". デジタル大辞泉. コトバンクより2022年3月15日閲覧
  4. ^ 星間物質”. 天文学辞典. 日本天文学会. 2022年3月15日閲覧。
  5. ^ 星間ダスト”. 天文学辞典. 日本天文学会. 2022年3月15日閲覧。
  6. ^ 星間媒質”. 天文学辞典. 日本天文学会. 2022年3月15日閲覧。
  7. ^ NASA Spacecraft Embarks on Historic Journey Into Interstellar Space” (英語). NASA (2013年9月13日). 2022年3月15日閲覧。
  8. ^ 【解説】ボイジャーが到達した星間空間との境界とは”. sorae (2019年11月7日). 2022年3月15日閲覧。
  9. ^ Gill, Victoria (2018年12月10日). “Nasa's Voyager 2 probe 'leaves the Solar System'” (英語). BBC. 2022年3月15日閲覧。

外部リンク 編集