春日 (熊本市)

熊本市西区の地名
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春日(かすが)は、熊本市西区の地名。現行行政地名は春日一丁目から春日八丁目。2015年10月1日現在の人口は7,153人[1]郵便番号860-0047。

春日
熊本駅前
熊本駅前
日本
都道府県 熊本県
市町村 熊本市
西区
標高
9 m
人口
2015年(平成27年)10月1日現在)
 • 合計 7,153人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
860-0047
市外局番 096
ナンバープレート 熊本

地理 編集

熊本駅の所在地であり、鉄道における熊本の玄関口となっている。熊本市中心部の南西に位置し、北で西区戸坂町中央区横手、北東で中央区小沢町細工町、東で中央区本山、東から南東で西区二本木、南で西区田崎、南西で西区城山上代町上代、北西で西区池上町と隣接する。

域内の北側に仏舎利塔がある花岡山、北西に万日山があり、東側一帯に熊本駅が設置されている。熊本駅の周辺には古くからの町並みが広がっていたが、近年の熊本駅周辺再開発事業により大規模な区画整理が行われ、その姿は大きく変わりつつある。万日山の南側、県道28号線沿いにも住宅地商業地が延び、市民の台所である南に隣接する田崎に置かれた熊本地方卸売市場(通称・田崎市場)関連の物流拠点などと一体化した町並みが続く。東端は白川坪井川が流れている。万日山には2012年3月19日に片側二車線のトンネルが貫通し、市内中心部と池上町方面が一直線に結ばれた。

再開発が進む熊本駅周辺には、駅ビルやビジネスホテル、オフィス、マンション等が建設中である。

河川 編集

山岳 編集

 
花岡山。右側に見える頂上に白い仏舎利塔が見える。

歴史 編集

春日という地名は、屯倉のひとつである春日屯倉に由来する[3]

隣接する二本木には、平安時代から肥後国国府(飽田国府)が置かれていた。近世には熊本城城下町とも坪井川を挟んで接していた。しかし民謡おてもやん」に謡われたように、かつては「ぼうぶら畑」(かぼちゃ畑:ひょうたん型の珍しい品種)が広がる農村であった。

おてもやんのモデルとされる人物 富永登茂(トモ/チモ)は春日の生れで晩年も万日山の麓に居住していた。

1874年春日村久末村阿弥陀寺村が合併し、新たに春日村となる。1889年明治22年)以降は飽田郡春日村となり、熊本市内に含まれず郊外然とした状況であった。1891年(明治24年)に熊本駅が開業してからは熊本市の玄関口として急速に都市化が進み、1906年(明治39年)に町制施行して春日町となり、1921年大正10年)に熊本市と合併した。

21世紀に入る頃までは都市整備や区画整理の遅れも目立ち、やや取り残された感もあったが、九州新幹線開業を機に熊本駅周辺部の大規模再開発が行われた。熊本駅南側にあった月星化成(現:ムーンスター)工場跡地に国の合同庁舎が移転したほか、駅前には高層マンションを核とした再開発ビル「くまもと森都心」が2013年春にフルオープンした。

交通 編集

鉄道 編集

JR九州
熊本市交通局(熊本市電)

バス 編集

他多数

道路 編集

施設 編集

 
熊本地方合同庁舎

神社仏閣 編集

  • 岫雲院 (春日寺)
  • 北岡神社
  • 春日神社
  • 妙法寺 - 花岡山上に位置する。
  • 長谷寺
  • 専崇寺
  • 来迎院
  • 清原神社
  • 萬日神社
  • 戸坂稲荷 - 春日四丁目の北辺に位置し、戸坂町内にはあたらない。

ゆかりのある人物 編集

脚注 編集

  1. ^ 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 43熊本県e-Stat 政府統計の総合窓口、2020年9月8日閲覧。
  2. ^ a b 熊本県の主な山岳標高(国土地理院)2012年6月7日閲覧。
  3. ^ 地域発 ふるさとの自然と文化 熊本県ホームページ

関連項目 編集

外部リンク 編集