春爛漫の花の色
春爛漫の花の色 (はるらんまんのはなのいろ) は旧制第一高等学校の代表的な寮歌の一つ。正式名称は、第十一回紀念祭西寮寮歌[注釈 1]。通称は歌い出しの歌詞によっているが単に「春爛漫」と言う場合が多い。
基本データ 編集
内容 編集
一番二番で季節を歌い、三番で寮を歌う。四番で俗世を憂い、五番六番で自治を歌う。構成としては「嗚呼玉杯」よりも計算されているともいえる。 旋律は長調と短調いずれでも歌われる。また完全にぴょんこ調で歌うかによっても違いがある。各寮歌集等に掲載されている譜面はいずれも相異点があるが、どれが原典に近いかと判断するのは困難である。ただし、五節目を5/4拍子で歌うのは後世の変化であり、当初は4/4の長調で作曲されていた。
影響(替え歌など) 編集
同じ旋律を繰り返しているため比較的歌うのが容易であり、女学生の間では、玉杯以上に歌われたという。
学校歌 編集
脚注 編集
注釈 編集
- ^ より正確には、「第十一回紀念祭寮歌」だが、同年に寮歌は五曲作られているため、便宜区別のために、頁の末尾に 「(三十五年西寮)」 と附記されている。