月山スキー場

日本の山形県にあるスキー場

月山スキー場(がっさんスキーじょう)は、山形県西村山郡西川町月山の副峰姥ヶ岳に位置するスキー場ヤマコーと西川町、寒河江市が出資する月山観光開発株式会社が運営している。

月山スキー場
姥ヶ岳とゲレンデ
所在地 山形県西村山郡西川町
座標 北緯38度32分0秒 東経140度0分25秒 / 北緯38.53333度 東経140.00694度 / 38.53333; 140.00694
運営者 月山観光開発株式会社
造設地形 姥ヶ岳南南麓
標高 1600 m - 700 m
標高差 900 m
最長滑走距離 5000 m
最大傾斜 35
コース数 4本
索道数 4本
公式サイト gassankk.co.jp
地図
テンプレートを表示

特別豪雪地帯である西川町の中心部(西川町役場)から更に山間部に直線距離で15km、道路距離で25km山奥にある。そのために積雪量が多く年で4-5mとなるため、多すぎて冬のアクセスが断たれ、冬の間はスキーができない。その一方、残雪が豊富なため、春(4月上旬)から夏(7月下旬)にかけて営業するという珍しいスキー場である[1]

夏スキーができるスキー場として有名であることからシーズンには全国各地から人が集まり、夏スキーのメッカなどと呼ばれることもある。[2]スキー場の規模としてはコース数が4、ペアリフトが1本、Tバーリフトが3本と大規模なものではないが、姥ヶ岳山頂付近にはほとんど木々がないため各コースが非常に広大で滑走可能エリアはかなりの広さを持つ。ペアリフトとTバーリフトは別料金となっているため、それぞれ別の回数券、ペアリフトの一日券などではTバーリフトに乗れないなど注意が必要である。暖かい季節に営業しているため晴れた日は気温が高いことも多く、半袖のシャツなどで滑走するスキーヤーなども見受けられる。雪は残雪であるため雪質は悪く、土なども混ざる。シーズン終盤は雪が少なくなる為、駐車場からリフト乗り場までの道が雪道からコンクリートの舗装路になり、ショートカットの為のロープトウも撤去される。さらにリフト乗り場にも雪がなくなり、スキー板やスノーボードを手に持っての乗車となる。そのため、リフトにはスキー板置きが付属している。ナイター設備なし。スノーボード全面可。姥沢小屋への連絡道下に限定してジャンプ台も設置可能。山頂からは天気が良ければ月山湖を望むこともできる。冬はリフトの運転をしていないがバックカントリースキースノーモービルを楽しむこともできる。

周辺 編集

スキー場の直下の道路沿いにロッジや山小屋といった宿泊施設がある。また、スキー場から山を少し下ったところに月山志津温泉が存在し、温泉付きの旅館などが10軒ほど並んでいる。その他は月山西川町の観光を参照。

ゲレンデ 編集

  • 姥沢小屋前ゲレンデ:初級コース
  • 姥ヶ岳ゲレンデ:中級コース(コブ有り)
  • 大斜面:中級コース(コブ有り)
  • 牛首ゲレンデ:上級コース
  • 清水コース:スキー場下部の姥沢駐車場からブナ林を通って志津温泉へ降りる5kmにも及ぶロングコース。清水コースは積雪量が少ないため、このコースがオープンしている期間は短くゴールデンウィーク前後までとなる。

施設 編集

  • ペアリフト1基、Tバーリフト3基
  • 姥ヶ岳休憩所(飲食店有り)
  • 駐車場(合計500台)(有料)

アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ 積雪量が多すぎて冬のアクセスが断たれることにより、春オープンするスキー場は、他に奥只見丸山スキー場などの例があるが、夏までの営業はしていない。
  2. ^ MSN産経ニュース (2009-04-30 T15:32 (JST)), 今年も夏スキーが本番 山形・月山, http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090430/trd0904301552006-n1.htm 2009-05-01 (JST)閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集