月待の滝(つきまちのたき)は、茨城県久慈郡大子町にある。高さ17m、幅12m[1][2][3]久慈川の支流である大生瀬川にかかる。滝の裏の岩盤が大きく抉られているため、滝の裏側に入りこむことが出来、「くぐり滝」、「裏見の滝」などの異名を持つ[1][2]1997年には、テレビドラマ『ガラスの仮面』の舞台となった。季節によりさまざまな表情を見せ、特に冬には美しい氷瀑ができる。

月待の滝
所在地 茨城県久慈郡大子町
位置 北緯36度48分36.05秒 東経140度22分25.5秒 / 北緯36.8100139度 東経140.373750度 / 36.8100139; 140.373750
落差 17 m
滝幅 12 m
水系 久慈川水系大生瀬川
地図
プロジェクト 地形
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二十三夜尊信仰 編集

ここでは古くから二十三夜尊の信仰があり、この滝の内側で二十三夜の月齢22.5の下弦の月)が出るのを待ち、安産などを祈願するという、いわゆる『二十三夜待(二十三夜講)』が行われていた。「月待の滝」と名づけられたのはそのためである[1][2]

交通アクセス 編集

  • JR水郡線下野宮駅から徒歩で約20分[4]
  • 国道118号から県道28号を経由し、県道33号沿いに進む。袋田方面から国道118号を北上すると滝への案内板が見つけやすい。

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 月待の滝”. 大子町観光協会. 2016年11月29日閲覧。
  2. ^ a b c ゆめれぽ 第3回「パワースポット」” (PDF). 観光いばらき. 2016年11月29日閲覧。
  3. ^ “気軽にパワーチャージ 月待の滝(茨城県大子町)”. 東京新聞. (2014年8月25日). http://www.tokyo-np.co.jp/hold/2014/kitakantou_ryou/list/CK2014082502000168.html 2016年11月29日閲覧。 
  4. ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 42号 水戸駅・常陸太田駅・高萩駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月9日、25頁。 

外部リンク 編集