木下ユミ(きのした ユミ)は東京市麻布区(現・東京都港区)出身の日本の美容家。

人物 編集

[1] 1950年日本放送協会(NHK)秘書課幹事室職員として入局。当時は美容芸術の観点からオペラやバレエ、古典芸能などを研究していた。その後1953年NHK総合テレビジョン正式開局に先駆けた伝送試験に向けて、テレビに合わせたメイクアップの研究を行う。1964年にNHKを退局後、フリーのメイクアップ・アーティストとなる。

1970年、個人事務所である「株式会社ユミ・ビュアクス」を設立し、各種テレビ番組やCM、雑誌、ステージなどの出演者のメイクアップを担当するようになる。1973年原宿にユミ・ビュアクス直営のビューティーサロンを作り、著名芸能人が本格的にデビューする前のイメージづくりのためのメイクアップに尽力。

1981年「木下ユミ・メイクアップ研究会」設立。1985年(現・特定非営利活動法人日本ネイリスト協会の設立に参画し、理事。

1991年、自伝「紅のすさび」(タイトル命名は川内康範 1992年日本図書館協会第1919回選定図書」認定)を著する。

2000年、業界活動50周年を記念し、アニバーサリーフェスティバルがディズニー・アンバサダー・ホテル(東京ディズニーリゾート)にて行われる。

2002年アーティスティックスイミング(当時シンクロナイズドスイミング)のナショナルチームの美容プロデュースを務める。

2010年、「筆の世界に遊ぶ文化人」として、作品を出品。

2015年、日本ネイリスト協会特別功労賞、2019年、日本スパ・ウェルネス協会表彰、東京都功労賞を受賞、2022年日本ネイリスト協会特別名誉会員。

関連する人物 編集

出典 編集

  1. ^ 木下ユミ・メークアップ&ネイル アトリエ・アトリエ紹介

外部リンク 編集