本のサナギ賞(ほんのさなぎしょう)は、日本の公募新人文学賞[1]

本のサナギ賞
(ほんのさなぎしょう)
受賞対象エンターテインメント小説
日本の旗 日本
主催株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
初回2014年
最新回2016年
最新受賞者佐木隆臣「リインカーネーション」
公式サイトhttp://fictions.d21.co.jp/sanagi/

概要 編集

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンが主催する[2]。未発表の作品を現役の書店員が審査・投票し、世に出したい作品を選ぶ[3][4]2014年に創設された[3]。本のサナギ賞という名称は、「本の虫」である書店員が、「本のサナギ」を見つけ、ベストセラーという「蝶」に育てて羽ばたかせたい、という思いから名づけられた[5]。大賞受賞作品は、初版部数2万部で書籍化される[3]。応募資格は、本が大好きな「本の虫」であることとされている[1]。対象は、エンターテインメント小説で、ジャンルは不問[1]

受賞作一覧 編集

特記がなければ、初刊はディスカヴァー・トゥエンティワン刊。 第3回以降は隔年。

回(年) 応募総数 受賞・入選作 著者 初刊 文庫化
第1回(2014年) 265編 大賞 「滔々と紅」 志坂圭 2015年2月 2017年2月
優秀賞 「はるなつふゆと七福神」 賽助 2015年8月 2017年2月
「稲荷山誠造 明日は晴れか」 香住泰 2015年4月
「ダンスパーティー」[注 1] 草花由 2015年4月
第2回(2015年) 365編 大賞 「アメリカンレモネード」[注 2] 百舌涼一 2016年6月
優秀賞 「顔のない悪魔」 今葷倍正弥
第3回(2016年) 250編 大賞 「リインカーネーション(君のことを想う私の、わたしを愛するきみ。)」[6][注 3] 佐木隆臣 2017年8月
優秀賞 「ロンリー・プラネット」 雄太郎
第4回(2018年) 84編 大賞 「リジェネレイション 闇の底に蠢くもの(禁じられた遊び)」[注 4] 清水カルマ 2019年6月

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 刊行時『アナザーファイト』に改題
  2. ^ 刊行時『ウンメイト』に改題
  3. ^ 刊行時『君のことを想う私の、わたしを愛するきみ。』に改題
  4. ^ 刊行時『禁じられた遊び』に改題

出典 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集