東アジアユースゲームズ

東アジアユースゲームズ(ひがしアジアユースゲームズ、英:East Asian Youth Games、EAYG)は、東アジアオリンピック委員会中国語版(英:East Asian Olympic Committee、EAOC)が推進する地域的総合競技大会である。

東アジアユースゲームズ
略称 EAYG
第一回大会 2023ウランバートル
開催間隔 4年に1回
目的 東アジアのユース世代(14歳から18歳まで)の選手を対象にした地域的総合競技大会

沿革 編集

東アジアユースゲームズの前身は、東アジア競技大会である。アジア競技大会オリンピックの存在のため、トップ選手の参加が進まず、東アジア競技大会のレベルに影響を与えた。他方、青少年選手が総合競技大会に参加する機会が多くないため、地域的総合競技大会を設けて、青少年選手が競技経験を積み重ねることができると思われる。そのため、2013年5月に東アジア競技大会連合(英:East Asian Games Association、EAGA)(2016年に名称が東アジアオリンピック委員会に変更された)の理事会決議によって、2019年の大会より大会名が東アジアユースゲームズと改称された。

2014年10月24日、中国北京で開催されたEAOCの理事会において、チャイニーズタイペイ台湾)を代表する台中市は、初回の東アジアユースゲームズの開催権を得た[1]。しかし2018年7月24日に開かれたEAOCの臨時理事会で、中国は台湾一部の民間団体が「台湾」の名義で2020年東京オリンピックの参加を目指す署名活動を理由に、台中市の開催中止を提案した。中国、香港マカオモンゴル北朝鮮韓国の6か国・地域及び劉鵬EAOC会長(中国籍)が提案に賛成した。台湾が反対、日本が「非常事態に関わり、会議の延期再議が必要だ」と棄権した[2]。その結果、多数決によって台中市の開催権が取り消され、第1回東アジアユースゲームズは中止と言う決定がなされた。

開催状況 編集

日期 開催地 開催国又は地域 参加国又は地域 参加選手数 競技数
1 2019年 中止(2019年8月24日から31日の日程で、  チャイニーズタイペイ台湾)・台中にて開催される予定だった)
2 2023年 ウランバートル   モンゴル 7 1500 11
3 2027年 果川市   韓国

実施競技 編集

種目 2019中国語版 2023 2027 備考
  陸上競技
  競泳
  飛込
  バスケットボール
  3x3
  サッカー
  フットサル
  バドミントン
  テニス
  軟式テニス
  卓球
  バレーボール
  ビーチバレー
  ボクシング
  レスリング
  柔道
  テコンドー
  Eスポーツ

脚注 編集

関連項目 編集