東京シティガイド検定(とうきょうしてぃがいどけんてい)は、日本国内外から東京を訪れる旅行者に対して観光案内できる人材を育成するために実施されている検定

博多っ子検定とともにご当地検定の先駆けとして2003年11月に第1回試験が実施された。

公益財団法人東京観光財団が主催する。

出題範囲 編集

東京都の自然、歴史、政治・経済、産業、生活文化、芸術、観光関連の一般常識から50問。

受験資格 編集

制限なし

実施級 編集

「初級」と「上級」が行われていたが、第4回試験より「東京シティガイド検定」に統一された。

受験料 編集

5,500円(税込)

歴代試験 編集

試験日試験会場受験者数合格者数合格率
第1回2003年11月9日法政大学市ケ谷キャンパス1017人789人77.6%
第2回2004年7月4日上智大学四谷キャンパス557人383人68.8%
第3回2005年10月30日慶應義塾大学三田キャンパス511人334人65.4%
第4回2006年11月3日慶應義塾大学三田キャンパス594人315人53.0%
第5回2007年11月25日中央大学後楽園キャンパス573人 267人46.6%
第6回2008年01月30日東洋大学白山キャンパス411人263人64.0%
第7回2009年12月6日立正大学品川キャンパス329人216人65.7%
第8回2010年12月5日学習院女子大学379人217人57.3%
第9回2011年12月4日工学院大学新宿キャンパス456人344人75.4%
第10回2012年12月2日工学院大学新宿キャンパス969人808人83.4%
第11回2013年11月30日東京工科大学蒲田キャンパス1404人1223人87.3%
第12回2014年12月6日日本大学三崎町キャンパス1365人1135人83.2%
第13回2015年11月29日明治学院大学白金台キャンパス1206人 861人71.4%
第14回2016年11月27日明治学院大学白金台キャンパス1180人996人81.9%
第15回2017年11月26日明治学院大学白金台キャンパス991人711人71.8%
第16回2018年12月9日日本大学三崎町キャンパス1132人799人70.6%
第17回2019年12月8日実践女子大学渋谷キャンパス983人797人81.1%

※第1~3回は初級試験のデータ

試験時間 編集

90分

試験形式 編集

マークシート方式による選択問題(3~4択)

合格点 編集

100点満点中、70点以上獲得で合格

合格者の特典 編集

合格証の授与、観光ボランティア組織NPO法人の「東京シティガイドクラブ」(年会5,000円)に加入することができる。

受験対策セミナー 編集

検定受験者を対象としたセミナーを年2回開催している。歴史、文化・建築、観光事情、地理と産業、インフラ・環境の各科目を、公式テキストの執筆者等が解説する。 受験対策セミナー受講者の合格率は平均合格率を10%以上上回っている。

受験対策セミナー受講料 編集

16,300円(税込)

その他 編集

このほか、タクシー運転手東京乗用旅客自動車協会認定の「東京観光タクシードライバー」になるためには、同検定に合格することが条件となっている。[1]

脚注 編集

外部リンク 編集