東京俳優生活協同組合

日本の東京都渋谷区にある芸能事務所

東京俳優生活協同組合(とうきょうはいゆうせいかつきょうどうくみあい、: Tokyo Actor's Consumer's Cooperative Society、略称:俳協)は、日本芸能事務所日本芸能マネージメント事業者協会日本声優事業社協議会会員。

東京俳優生活協同組合
Tokyo Actor's Consumer's Cooperative Society
東京俳優生活協同組合銘板
東京俳優生活協同組合銘板
種類 生活協同組合
略称 俳協
本社所在地 日本の旗 日本
151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目11番13号
設立 1960年昭和35年5月29日
業種 サービス業
法人番号 7011005000853 ウィキデータを編集
事業内容 俳優マネージメント、共済・供給事業 他
代表者 理事長 朝田孝二
資本金 3295万7000円(2005年3月末)
外部リンク https://haikyo.co.jp
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概要 編集

相互扶助の精神に基づき、組合員の生活の文化的経済的改善向上を計る」と定款に謳い、芸能界の革新を通じ、芸能界文化の向上に寄与することを目的として設立された、日本で唯一の「俳優生活協同組合」である。

本部は東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目11番13号にあり、東京都新宿区上落合1丁目17番9号に事業所を置く。出資金は3295万7千円(2005年3月現在)。理事長は朝田孝二(2018年6月現在)。社名の英語表記のアクロニムと所在地にちなみ「TACCS1179」とも呼ばれる事業所には俳協演劇研究所俳協ボイスアクターズスタジオが置かれ俳優や声優などの育成を行っている他、劇場も運営している。

会社ではなく俳優マネージャーが出資し共同で運営する生活協同組合であり、所属する俳優とマネジメントスタッフの組合員が、1人1票で選挙で選出した理事によって運営する「民主主義的運営」が特徴である[1]

沿革 編集

1960年5月、外画の輸入日本語吹き替え版制作を行っていた太平洋テレビの芸能部のスタッフと俳優たちが労働問題から独立してタレント&マネージャークラブTMCを四谷に設立し[1][2][3]、同年5月に俳協となる[4]

1972年に映画・演劇コースの2年間の付属養成所を開設して、俳優の育成事業を開始した[3]

1981年にNHKプロモートサービス(現・NHKプロモーション)と業務提携してマネージメントオフィスのNPSテアトルを設立[5]

1983年には、舞台公演部門を「劇団俳協」の名称でミュージカル専門の劇団としても発足させた[6]

1984年に声優サマースクールを定員75名で募集したところ105名が集まったことをきっかけに、1985年から付属養成所に1年の声優コースを設置した[3]

2006年2月に、設立45周年記念イベント「Party Live!」を開催した。

所属俳優・声優 ・ナレーター・DJ 編集

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かつて所属していた主な俳優・声優 ・ナレーター・DJ 編集

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所属声優の主な出演作品 編集

東映特撮 編集

東映以外の特撮作品 編集

アニメ 編集

青二プロと折半 編集

テアトル・エコーと折半 編集

青二プロ、テアトル・エコーと折半 編集

俳協が起点となった声優プロダクション 編集

関連項目 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 秘密戦隊ゴレンジャー』から『恐竜戦隊ジュウレンジャー』まで。次作以降は複数の所属者が担当。なお、『超電子バイオマン』はテアトル・エコーが担当。
  2. ^ スペクトルマン』から『電人ザボーガー』まで
  3. ^ ひろみプロダクション、東洋エージェンシー制作
  4. ^ 東宝制作。同シリーズ放送期間中は競合関係に当たる東映へのマネジメントは控えていた
  5. ^ 劇団青年座と折半
  6. ^ 初代のみ

出典 編集

  1. ^ a b 松田咲実『声優白書』オークラ出版、2000年、p.22
  2. ^ 「VOICE TOPICS」『アニメージュ』1984年8月号、p.133
  3. ^ a b c 『マイアニメ』1985年2月号
  4. ^ 野村道子『しずかちゃんになる方法 めざすは声優一番星』リブレ出版、2009年、p.20
  5. ^ 松田、p.29
  6. ^ 勝田久「声優クローズあっぷ 平松広和(俳協)の巻」『ジ・アニメ』1984年3月号、p.162
  7. ^ 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、69頁。 

外部リンク 編集