東京放送ホールディングス

株式会社東京放送ホールディングス
Tokyo Broadcasting System Holdings, Inc.
TBSロゴ
種類 株式会社
市場情報
東証1部 9401 1960年10月上場
略称 TBSホールディングス、TBSHD
本社所在地 日本の旗 日本
107-8006[注 1]
東京都港区赤坂五丁目3番6号
TBS放送センター
設立 1951年5月17日
(株式会社ラジオ東京として設立)
業種 情報・通信業
事業内容 放送法に基づく認定放送持株会社
代表者 井上弘(代表取締役会長)
財津敬三(代表取締役副会長)
石原俊爾(代表取締役社長)
資本金 549億8,689万2,896円
(2011年4月1日現在)
発行済株式総数 1億9,043万4,968株
(2011年3月31日現在)
売上高 連結:3,427億5,400万円
単独:188億9,700万円
(2011年3月期)
営業利益 連結:77億5,000万円
単独:22億3,400万円
(2011年3月期)
純利益 連結:1億3,000万円
単独:21億200万円
(2011年3月期)
純資産 連結:3,570億7,600万円
単独:3,294億2,100万円
(2010年3月期)
総資産 連結:6,276億8,300万円
単独:5,512億9,000万円
(2010年3月期)
従業員数 連結:5,297人、単独:75人
(2010年3月31日現在)
決算期 3月末日
主要株主 (※自社保有 19.94%)
日本マスタートラスト信託銀行 9.56%
日本トラスティ・サービス信託銀行 4.78%
日本生命保険 4.28%
毎日放送 3.23% など
2011年5月10日現在)
主要子会社 TBSテレビ
TBSラジオ&コミュニケーションズ
BS-TBS 他
外部リンク http://www.tbsholdings.co.jp/
特記事項:1960年11月29日に株式会社ラジオ東京から株式会社東京放送へ商号変更。2009年4月1日に株式会社東京放送から株式会社東京放送ホールディングスへ商号変更。
東京放送ホールディングス本社が所在するTBS放送センター

株式会社東京放送ホールディングス(とうきょうほうそうホールディングス、英称:Tokyo Broadcasting System Holdings, Inc.、略称:TBSホールディングス、英字略称:TBSHD)は、日本認定放送持株会社、また当社を中核とするTBSグループの統括会社。

傘下に関東広域圏放送対象地域とする地上波テレビジョン放送の特定地上基幹放送事業者である株式会社TBSテレビ、関東広域圏を放送対象地域とする中波ラジオ放送の特定地上基幹放送事業者である株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ(TBSラジオ)BSデジタル放送衛星基幹放送事業者であるBS-TBSを収めている。

1993年から2011年12月2日まで、プロ野球チーム・横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)のオーナー会社であった。

概要

テレビ放送事業

ラジオ放送事業

文化事業

沿革

TBSホール(1989年11月11日撮影)

TBSテレビジョンに関する事項はTBSテレビ#沿革を、TBSラジオに関する事項はTBSラジオ&コミュニケーションズ#沿革を参照のこと。

社史・記念誌関連

事業所

本社
関西支社
名古屋支局

出身の著名人

現役社員

男性
女性

退社

男性
女性

資産

TBSHDは、傘下の放送局による放送での技術・コンテンツ以外の資産を抱えている。不動産においては本社・演奏所『TBS放送センター』のある東京都港区赤坂赤坂サカスの土地・建物をはじめ、横浜市青葉区緑山スタジオ・シティなどの不動産を保有している。

半導体製造機器メーカー東京エレクトロンの創業時に出資、現在も同社の筆頭株主でもある。また、プラザスタイル(旧ソニープラザ)などのリテール事業を営むスタイリングライフグループ(スタイリングライフ・ホールディングス)の筆頭株主(51%)にもなっている。これらを含めたTBSHDの保有株式も貴重な存在である。

後述のように大口の安定株主がいないという状況もあり「買収の対象とされやすい」と言われていた。

東京放送(当時)株をめぐる動き

主な株主

2011年9月30日現在
  1. 自社保有 37,770,700株(19.94%)※
  2. 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (退職給付信託口・株式会社電通口)9,310,500株 (4.88%)
  3. 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8,491,100株 (4.45%)
  4. 日本生命保険相互会社 7,821,735(4.10%)
  5. 株式会社毎日放送 6,166,000(3.23%)
  6. 株式会社三井住友銀行 5,745,267(3.01%)
  7. 三井不動産株式会社 5,713,728(3.00%)
  8. 三井物産株式会社 4,288,000(2.25%)
  9. 株式会社ビックカメラ 3,810,000(2.00%)
  10. 株式会社講談社 3,771,200(1.98%)

※自社保有株を主な株主から除外した場合、第10位株主はパナソニック株式会社(3,083,180株)となる[4]
※筆頭株主であった楽天が「反対株主の株式買取請求権」を行使、2011年5月10日付で株式買取りが完了。

新聞社との関係

東京放送は、元々競願4社を統合して設立された会社でそのうち3社が新聞社をバックに設立された会社-毎日新聞系の「ラジオ日本」、読売新聞系の「読売放送」、朝日新聞系の「朝日放送」であった(注:この「ラジオ日本」は現在のアール・エフ・ラジオ日本とは全くの別会社である。なお「朝日放送」も大阪の朝日放送(ABC) とは別会社であるが、元々は同じ企画で生まれた会社である)。

開局当時、ラジオ東京のスタジオは東京・有楽町の毎日新聞と同じビルに置かれ、人事面でも毎日色が強かった。これは上記各社のうちで「ラジオ日本」だけが開局準備を進めていたことによるものである。

しかしながら、ラジオ東京はこれら新聞各社とは一線を画し、徐々に新聞支配からの脱却を図っていった。ラジオニュースは開局当初より読売・朝日・毎日の順番で一日交替制による『三社ニュース』として放送しており、編集権は一切新聞社が掌握していた。このため、出稿社が異なる度、同じ題材を扱うニュースの内容に齟齬が生じる結果となり、ニュース編集方針に一貫性を欠くきらいがあった。1955年9月の砂川闘争の取材よりラジオ東京独自の取材による内容をニュースとして放送することが認められ、以降臨時ニュースを中心に独自取材のニュースも放送されるようになった。

テレビニュースは自社制作ながら、月-土曜日の夜に『三社ニュース』の枠が設けられ、読売・朝日・毎日各社の記者が出演して放送された。後にテレビ版『三社ニュース』は各社制作のニュース映画に替わり放送時間も夕方に変更された。

1959年JNNが結成される際は、地方局の殆どが地元新聞社と深い繋がりがあったため、ラジオ東京は特定の新聞色を出さない条件でニュースネットワークへの参加を地方局に呼びかけた。このため同じ新聞3社が出資していながら読売色が強かった日本テレビに対して、ラジオ東京は全国ネットワークの形成で優位に立った。

1961年、創立以来均衡を保った新聞各社出身の常勤役員は毎日出身者のみとなったが、却ってこれら毎日出身役員を中心に自主性が強まり、むしろ新聞色の薄い局と呼ばれるようになる。

1963年、東京放送は新聞3社とラジオニュースに関する覚書を交わし、同年4月より海外ニュースを共同通信社経由に切り替え、一部TBS自主取材のニュースを新聞社提供ニュースに挿入できる事になり、編集権の自主権を一部確保した。

1973年12月20日、読売・朝日・毎日の各首脳が覚書を交わし、読売と朝日が持つ東京放送株は毎日へ譲渡されることとなり、翌1974年2月に実施される。このため4月からテレビ『三社ニュース』枠は『毎日新聞ニュース』だけになるが、ラジオの定時ニュースタイトルは「TBSニュース」に変更。完全に編集権は東京放送側に移った。5月30日毎日新聞社と東京放送は両社社長連名で相互の協力関係と独自性の尊重をうたった覚書を締結。

1975年10月、テレビ開局以来の『毎日新聞ニュース』が打ち切られ、代わりに毎日新聞協力の『テレポートTBS6』がスタート。1977年、毎日新聞は経営危機の克服のためTBS株式の大部分を放出。また逆に毎日新聞新社設立時には東京放送が出資する事となり、完全に両社の立場は対等となった。

1978年、ラジオのプロ野球中継で、読売ジャイアンツ主催試合を中継するため放送権を持つ読売新聞社と交渉に入り、10月読売新聞協力の報道・情報番組を放送することで1979年以降のジャイアンツ主催試合の放送権を確保。4年ぶりにラジオでの『読売新聞ニュース』が復活したが、1992年テレビでの東京佐川急便事件報道で読売新聞社と係争関係になり、ラジオナイターの独占中継権も覆ったため、1993年『読売新聞ニュース』の放送を中止し現在に至っている。

安定株主の不在

上記の歴史から、東京放送は在京キー局で唯一新聞社との関係が薄く、大口の安定株主が存在せず買収されやすいと言われており、2005年2月のライブドアによるニッポン放送株取得を受け日興プリンシパル・インベストメンツに新株予約権を割り当てるポイズンピルや第三者割当増資を行うなどの防衛策を実施したが、同年10月の楽天による株式の大量取得を防ぐことはできなかった。しかし、2009年4月の認定放送持株会社への移行に伴い、特定株主の出資比率が3分の1に制限され、楽天は経営権の取得が不可能になったことから2009年3月31日、東京放送(当時)に対し、保有全株式の買い取りを請求し、楽天による一連の経営権問題は収束した。

最近の動き

以上を要旨とした覚書を取り交わし、両社は敵対的状態から和解した。

主なグループ会社

系列放送局各社に関しては「JNN」、「JRN」の項目を参照。

連結子会社

会社名、資本金(百万円)、出資比率(%)(子会社含:※)主要事業内容


持分法適用関連会社

2011年7月1日現在で3社存在する。

その他出資会社

東京エレクトロン株式会社株式会社キッズステーション株式会社WOWOWイー・モバイル株式会社キングレコード株式会社株式会社スカパーJSATホールディングス株式会社パスコ、その他JNN各社を含む70社程度に出資していると思われる(既に売却したものを除く)。

関連法人

学校法人東放学園
東放学園専門学校東京アナウンス学院などを運営。設立時は東京放送の教育事業本部として発足。放送・映像・音響技術者、アナウンサー・ナレーター、テレビタレントなど、メディア関連人材の養成機関である。以前は実習用放送機材もTBSや東通の払い下げが使われており、現在も現場実習やグループ社員の講師派遣等、TBSグループとの繋がりは深い。

脚注

注釈

  1. ^ TBS制作各番組宛の郵便番号は従前通りラテ共通で「107-8066」。
  2. ^ フジテレビジョンニッポン放送を傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスに次いで日本で2番目。
  3. ^ 取引開始当初の同店舗は三井銀行赤坂支店であった。また、三井銀行は一時期TBSの筆頭株主でもあった。
  4. ^ ただし現在はセブン-イレブンがTBS放送センター12階に「セブン-イレブンTBS放送センタ-店」を設けており、同店内にセブン銀行ATMも設置してあるので三菱東京UFJ銀行みずほ銀行新生銀行などの預金口座で給与賞与受取や融資取引等をしているTBSの社員や関係者はこちらのATMを利用すれば取引条件によっては年中24時間手数料無料で何度でも取引することができるため、TBS社内での利便性が大幅に向上した。また、赤坂サカス内にある赤坂Bizタワーの地下には三井住友銀行の他にみずほ銀行赤坂支店の店舗外ATMが設置されている。
  5. ^ 毎日新聞東京本社は1966年昭和41年)に東京都千代田区一ツ橋1-1-1の現本社ビルに移転。
  6. ^ 同時に「TBS」の略称もTBSテレビへ承継された
  7. ^ 会社法第785条に基づく

出典

  1. ^ a b TBS、デジタルラジオ事業などをホールディングス傘下に(Impress Watch - ケータイ Watch)
  2. ^ 「東京放送」の正式社名をなぜ使わぬ : 番組み(原文ママ)発表にはテレビ、ラジオを区別. -- 読者と編集者. -- (読売新聞. -- 東京本社版 ; 昭和36年2月7日(朝刊). -- 1961. -- p.3)
  3. ^ モンスター・ナインは2011年11月11日、東京地裁に自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた(東京商工リサーチ・倒産速報(2011年11月14日))。
  4. ^ [1]

関連項目

外部リンク