東出 直也(ひがしで なおや、2003年5月24日 - )は、石川県加賀市出身の元プロ野球選手捕手[1]。右投右打。

東出 直也
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 石川県加賀市
生年月日 (2003-05-24) 2003年5月24日(20歳)
身長
体重
173 cm
72 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2021年 育成選手ドラフト2位
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入り前 編集

加賀市立片山津中学校時代は加賀ボーイズでプレーし、主将を務めた[1][2]小松大谷高等学校では、1年夏からベンチ入りを果たし、石川県大会で負傷した正捕手に代わりマスクを被るが、決勝戦で奥川恭伸をエースに有する星稜高校に9回同点の場面から満塁本塁打を打たれて敗れる[3][4]。この頃から、「名捕手への道のりノート」と題するノートを作り、野球に関することを書き記すようになる[4]

3年夏の第103回全国高等学校野球選手権大会では、同校36年ぶりの甲子園出場に貢献した[5]。1回戦で高川学園にサヨナラ負けをしたが、3番捕手として3安打2打点の活躍を見せた[6]

2021年10月11日、プロ野球ドラフト会議にて横浜DeNAベイスターズから育成選手ドラフト2位で指名を受け[1]、11月22日に支度金300万円、年俸340万円で契約し入団した[7]

プロ入り後 編集

2022年イースタン・リーグで17試合に出場し打率.088、0本塁打を記録していたが[8]、6月15日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦の出場を最後に、二軍公式戦への出場がないままシーズンを終えた。契約更改は球団内では最後のサインとなった。

2023年は、二軍公式戦への出場はなく、10月3日に球団から戦力外通告を受けた[9]。通告の当日中に自身のInstagramを更新し、現役を引退する事を公表。

選手としての特徴 編集

173cmと小柄な体格だが、肩の強さとフットワークの良さが売りで、高校3年時点で遠投は115メートル[1]、二塁までの送球は1秒85を記録している[3]

詳細情報 編集

年度別打撃成績 編集

  • 一軍公式戦出場なし

背番号 編集

  • 104(2022年 - 2023年)

脚注 編集

  1. ^ a b c d “東出「やっとスタートライン」 DeNAから指名あいさつ”. 中日新聞. (2021年10月20日). https://www.chunichi.co.jp/article/350502 2022年3月24日閲覧。 
  2. ^ 第7回日本少年野球加賀大会が閉幕いたしました!”. 加賀ボーイズ. 2022年3月24日閲覧。
  3. ^ a b “「進路はプロ一本」強肩強打の小松大谷・東出直也に中日・音スカウト「フットワーク良い」【北信越高校野球】”. 中日スポーツ. (2021年6月5日). https://www.chunichi.co.jp/article/267254 2022年3月24日閲覧。 
  4. ^ a b 小松大谷の優勝導く好リード 1年生で星稜に敗れた捕手”. 朝日新聞DIGITAL (2021年7月26日). 2021年7月26日閲覧。
  5. ^ 東出 直也”. 野球 | J SPORTS【公式】. 2022年3月24日閲覧。
  6. ^ “小松大谷、涙のサヨナラ負け 36年ぶり甲子園勝利ならず 東出捕手はプロ志望届”. デイリースポーツ. (2021年8月15日). https://www.daily.co.jp/baseball/2021/08/15/0014594867.shtml 2022年3月24日閲覧。 
  7. ^ “DeNA、育成D2位指名・東出と合意”. サンケイスポーツ. (2021年11月22日). https://www.sanspo.com/article/20211122-FQOEOTKZ4BO7FLKVJHJ2QXUV4U/ 2022年3月24日閲覧。 
  8. ^ “DeNA、育成の東出直也が現状維持の340万円でサイン 全選手の契約更改終了”. サンスポ. (2022年12月22日). https://www.sanspo.com/article/20221222-XPYVGMJU4VPCXMY5WRTBOGDNEQ/ 2022年12月22日閲覧。 
  9. ^ “DeNAが田中健二朗、平田真吾ら10人の戦力外を発表 現役ドラフトで加入の笠原祥太郎も”. (2023年10月13日). https://full-count.jp/2023/10/03/post1451226/ 2023年11月9日閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集