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東北エアサービス株式会社(とうほくエアサービス、: Tohoku Air Service, Inc.)は、東北電力グループの航空運送事業者である。送電線の巡視や建設支援、地形測量などを手掛ける。

東北エアサービス株式会社
Tohoku Air Service, Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
989-2421
宮城県岩沼市下野郷字新拓190
設立 1991年3月12日
業種 空運業
法人番号 6370801000742 ウィキデータを編集
事業内容 航空運送事業
送電線保守事業
小型航空機の受託整備事業
調査測量事業
防災ヘリ運行委託事業等
代表者 佐竹吉哉(代表取締役社長)
資本金 1億円
純利益 単体:2億2672万円
(2023年3月期)[1]
純資産 単体:20億1465万2000円
(2023年3月31日現在)[1]
総資産 単体:72億9168万7000円
(2023年3月31日現在)[1]
従業員数 単体:120名
(2021年4月1日現在)
決算期 3月31日
会計監査人 EY新日本有限責任監査法人
主要株主 東北電力 100%
外部リンク http://www.t-a-s.co.jp/
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東北エアサービス
Tohoku Air Service
法人番号 6370801000742 ウィキデータを編集
設立 1991年3月12日
拠点空港 仙台空港
親会社 東北電力
保有機材数 7機
外部リンク http://www.t-a-s.co.jp/
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概要 編集

1991年に新しく設立された航空会社である。それまで東北電力が独自に行っていたヘリコプターによる送電線巡視や建設支援事業を移管した。

山形宮城両県の防災ヘリコプターの運航委託事業も行っている。 また、送電線のビデオ撮影やレーザー測量などの事業も行う。

2011年3月11日東日本大震災では保有していたSA330JとBK117B-2を1機津波で失った。

組織図 編集

沿革 編集

終戦直後からGHQにより禁止されていた民間航空再開。
東北電力は、英国製のヘリコプター(ウエストランドS-51)を電力他社に先がけて導入し,送電線の建設のための物資輸送・巡視・事故や災害時の対応等に利用を開始する。
09月00 :川崎ベル式47G2型機の導入開始。以降、昭和36年迄に3機導入。
10月00 :S-51等の後継機として川崎ベル式47G3B-KH4型機の導入開始。以降、昭和44年までに5機導入。
04月00 :川崎ベル式47G3B-KH4型機の後継機としてヒューズ式369型機の導入を開始する。以降、全機がヒューズ式(川崎ヒューズ式を含む)369系列型機となる。
03月00 :災害対応、物資輸送、佐渡島(海上飛行を要する)等における送電線の巡視も目的として、双発機である川崎式BK117型機の導入を開始する。
03月12日:東北電力の経営資源を有効活用した経営の多角化、業務の効率化をはかり、あわせて東北地域の発展に貢献することを目的に総合的なヘリコプター事業を行う「東北エアサービス株式会社」を東北電力の100%出資により設立。
10月28日:「不定期運送事業」及び「航空機使用事業」の免許に伴い営業開始。
01月00 :宮城県防災ヘリコプター(BK117B-2)1機の運航受託開始。
03月00 :ヒューズの後継機としてMBB式BO105S型機導入開始。(以後4機導入)
08月00 :ヒューズ369 1機が送電線巡視中に福島県で墜落。
2月00 :東北電力は、VIP輸送、災害時対応のためAS式365N2型機1機を導入し、当社が運航を受託する。
川崎BK117 1機の形式を変更。(BK117B-1→BK117B-2)
10月00 :物資輸送を主用途としたSA3301機を導入する。
川崎BK117B-1をBK117B-2に形式変更
06月00 :レーザーレーダーによる送電線下樹木離隔調査業務の実施のためAS355F21機を導入する。
02月01日:「航空運送事業」許可。
11月01日:エースヘリコプターに運行を委託していた山形県消防防災ヘリコプター(AS365N2)1機の運航受託開始。
05月01日:国土交通省から航空法に基づく事業場の認定を受ける。
1.航空機の整備及び整備後の検査能力
2.航空機の整備又は改造の能力
3.装備品の修理又は改造の能力
(型式限定:MBB式BO105S型および川崎式BK117型)
10月22日:認定事業場の航空機の型式に係わる限定を拡張する。(AS式365N2型を追加)
07月19日:経済産業省より航空機製造事業法に基づく事業許可を受ける。
08月21日:経済産業省より航空機製造事業法に基づく航空機修理方法認可を受ける。
(修理の方法): アエロスパシャル式AS365N2型、川崎式BK117C-2型、川崎式BK117C-1型、川崎式BK117B-2型
03月00 :MBB式BO105S型機の後継機としてEC135P2+型機導入。
12月00 :SA330J型機の後継機としてAS332L1型を1機導入。
03月00 :東日本大震災による津波でSA330J(2月に運行が終了し売却待ちだった) 1機とBK117B-2 1機を失う。また、宮城県防災航空隊のBK117C-2 1機も仙台市消防ヘリポートで津波に遭い被災した。
05月00 :宮城県防災航空隊に新造機のAS365N3が納入されたため、代替機による運航を終了した。

現時点では、利用するヘリポートが定まっていないため当分の間は東北エアサービスのハンガーやヘリパッドを利用しベースとして活動している。 

機材 編集

運行中の機材 編集

運行を終了した機材 編集

東北電力時代 編集

 
青森県立三沢航空科学館で展示されるWS-51「きたかみ」

東北エアサービス 編集

保有機材の画像 編集

脚注 編集

外部リンク 編集