東長 靖(とうなが やすし、1960年6月4日 - )は、日本のイスラーム学者。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授。

東長 靖
人物情報
生誕 (1960-06-04) 1960年6月4日
日本の旗 日本三重県
出身校 東京大学
学問
研究分野 宗教学、東洋史(イスラーム研究)
研究機関 東洋大学京都大学
学位 博士
テンプレートを表示

経歴 編集

1960年、三重県生まれ。1979年三重県立松阪高等学校を卒業[1]東京大学文学部で学び、1984年に卒業。東京大学大学院人文科学研究科(宗教学宗教史学)に進み、1989年に博士課程を満期退学し、東京大学文学部助手となった。

1992年、東洋大学文学部専任講師に就いた。1997年に助教授昇進。1998年からは京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授、2010年に教授昇格。2010年、学位論文『イスラームにおける神秘主義哲学と聖者信仰 スーフィズムの包括的理解の試み』を京都大学に提出して博士地域研究)号を取得[2][3]

受賞・栄典 編集

著書 編集

著書
共編
  • 『イスラーム研究ハンドブック』三浦徹・黒木英充共編 栄光教育文化研究所 (講座イスラーム世界 別巻) 1995
  • 『イスラームの神秘主義と聖者信仰』赤堀雅幸・堀川徹共編 東京大学出版会 イスラーム地域研究叢書 2005
  • 『イスラーム世界研究マニュアル』小杉泰林佳世子共編 名古屋大学出版会 2008
  • 『講座生存基盤論 第6巻 持続型生存基盤論ハンドブック』石坂晋哉共編 京都大学学術出版会 2012
  • 『イスラーム神秘思想の輝き 愛と知の探求』今松泰、山川出版社:イスラームを知る 2016
  • 『中東・イスラーム世界への30の扉』西尾哲夫共編著 ミネルヴァ書房 2021
翻訳
  • ティエリー・ザルコンヌ『スーフィー イスラームの神秘主義者たち』遠藤ゆかり訳 監修 創元社:「知の再発見」双書 2011
論文

脚注 編集

  1. ^ 『イスラームとスーフィズム』著者紹介
  2. ^ 京都大学
  3. ^ CiNii(博士論文)