杵淵 直都(きねぶち なおと、1890年9月7日 - 1964年10月6日)は、日本のピアノ調律師である。

人物 編集

1890年、長野県埴科郡松代町(現・長野市)に生まれる。 共益商社の研修生として日本楽器製造で技術を学び、NHK宮内省、各ホールなどでコンサートチューナーとして活躍するなど、大正時代から昭和初期にかけて評価が高かったピアノ調律師の一人[1]

1930年に誕生した全国ピアノ技術者協会の創設時の中心人物の一人でもあり、発足時には広田米太郎中谷孝男らと常任委員に名を連ねる[2]

脚注 編集

  1. ^ 『楽器の事典 ピアノ』東京音楽社、1982年、ISBN 4-88564-036-9:318頁 日本の名調律師
  2. ^ 『日本のピアノ100年』草思社 2001年 ISBN 4-79421086-8 174頁「第五章 戦前のピアノ黄金時代へ」より引用

関連項目 編集