松下 武士(まつした たけし、1980年12月14日 - )は、日本中央競馬会(JRA)・栗東トレーニングセンターに所属する調教師大阪府出身[1]

松下武士
2015年阪神JS表彰式
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府
生年月日 (1980-12-14) 1980年12月14日(43歳)
所属団体 JRA
初免許年 2014年
経歴
所属 栗東T.C.
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来歴 編集

実家近くの乗馬クラブで馬に乗るようになり、競馬界入りを目指すようになる[2]

2003年7月にJRA競馬学校厩務員課程に入学。2004年1月に栗東安田伊佐夫厩舎の厩務員となり、翌月からは調教助手となる。安田厩舎では攻め専の調教助手としてメイショウトウコンなどを担当した[3]2009年3月に栗東・武田博厩舎所属となり、同年6月からは清水久詞厩舎へと移籍した[4]。清水厩舎時代にはトウケイヘイローの海外遠征にも同行した[3]

2013年に5度目の挑戦で調教師試験に合格。安田厩舎時代の同僚を介して矢作芳人調教師と面識を深め、二次試験の面接練習も矢作に行ってもらっていた。合格後は矢作厩舎で9ヶ月間、技術調教師として学んだ[5]

2015年3月1日に厩舎を開業。厩舎ではスタッフに心身ともにリフレッシュしてほしいという思いから、スタッフを半分に分け、火曜の午後は1週置きに休みにしている[3]。同月28日に中京9Rをトウケイタイガーで制し、初出走から通算18戦目で初勝利を挙げた[6]。同年6月27日にはオースミムーン東京ジャンプステークスを制し、重賞初出走初制覇を果たした[7]

2017年3月12日、フィリーズレビューを2番人気のカラクレナイで制し、平地重賞初制覇[8]

調教師成績 編集

概要 編集

日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初出走 2015年3月1日 2回中山2日10R ブラッドストーンステークス ナリタシーズン 15頭 11 7着
初勝利 2015年3月28日 2回中京5日9R 4歳以上500万下 トウケイタイガー 16頭 8 1着
重賞初出走 2015年6月27日 3回東京7日8R 東京ジャンプステークス オースミムーン 14頭 3 1着
重賞初勝利
GI初出走 2016年12月11日 5回阪神4日11R 阪神ジュベナイルフィリーズ ディーパワンサ 18頭 5 4着
GI初勝利 2019年12月8日 5回阪神4日11R レシステンシア 16頭 4 1着

主な管理馬 編集

※括弧内は当該馬の優勝重賞競走

年度別成績 編集

松下武士の年度別成績(netkeiba.com)を参照

主な厩舎所属者 編集

脚注 編集

  1. ^ 2歳女王の座を狙うディープパワンサ 若きトレーナーが考え抜いた秋初戦へ”. 競馬ラボ (2016年11月10日). 2019年9月29日閲覧。
  2. ^ 平成26年度新規調教師記者会見(栗東トレセン)”. netkeiba.com (2013年12月5日). 2019年9月29日閲覧。
  3. ^ a b c “心優しきトレーナー”松下師、カラクレナイで2週連続重賞V狙う”. スポーツニッポン (2019年8月16日). 2019年9月29日閲覧。
  4. ^ JRAホームページ「調教師名鑑」(2019年9月29日閲覧)
  5. ^ 不破由妃子 (2017年3月2日). “【矢作厩舎の厩舎力(6)】門下生の証言 松下調教師『顧客満足度は重要 矢作厩舎は馬主にとっても理想的』”. netkeiba.com. 2019年9月29日閲覧。
  6. ^ 西村師と松下師がJRA初V飾る”. デイリースポーツ (2015年3月28日). 2019年9月29日閲覧。
  7. ^ 【東京ジャンプS】オースミムーン重賞5勝目!”. サンケイスポーツ (2015年6月27日). 2019年9月29日閲覧。
  8. ^ 松下武士の調教師成績”. netkeiba.com. 2019年9月29日閲覧。
  9. ^ シャマル”. JBISサーチ. 2022年4月20日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集