柏島神社(かしわじまじんじゃ)は、広島県呉市三津口町柏島にある神社。主祭神は大山祇神

柏島神社
所在地 広島県呉市大字三津口丙328
主祭神 大山祇神
創建 1180年治承4年)
テンプレートを表示

概要

編集
柏島
 
所在地 日本広島県
所在海域 瀬戸内海
面積 0.01 km²
最高標高 54.5 m
 プロジェクト 地形
テンプレートを表示

瀬戸内海の三津口湾に浮かぶ無人島、柏島に位置する神社。1180年治承4年)、高倉上皇厳島神社に参拝の際、大山祗神社から分神して祭ったと伝えられている[1]。 以来、瀬戸内海を航行する船舶の海上安全、漁業繁栄を祈る漁業者の信仰を集めてきた[2]。柏島は無人島であるため、一般にアクセスできる機会は後述する6月の大祭の時期に限られる。

大祭

編集

海上交通の安全と豊漁を願って毎年6月の吉日に神事が行われる。明治時代以降、管絃祭として行われるようになり、宮島大三島と並ぶ瀬戸内三大管絃祭の1つとして数えられるようになった。神社の御神体を神輿に乗せ、境内を練り歩いたのちに御座船に乗せて柏島の周囲を一周する[3]。御座船を見ようとする漁船が周辺の地域から多数集まり賑わう。漁業が衰退とともに祭りに訪れる漁船の数は減少傾向にあるが、1951年(昭和26年)には5万人が来訪した記録が残る[4]

脚注

編集
  1. ^ ひろしま文化大百科 柏島の管絃祭(かしわじまのかんげんさい)”. 広島県 (2007年). 2020年12月23日閲覧。
  2. ^ 三津口湾にある柏島神社”. グリーンピアせとうち (2020年2月3日). 2020年12月23日閲覧。
  3. ^ 柏島神社大祭”. 安浦まちづくり協議会. 2020年12月23日閲覧。
  4. ^ 巻末資料『安浦町史 通史編』p1076、安浦町史編さん委員会編、2004年3月31日発行

関連項目

編集