栃尾温泉

日本の岐阜県高山市奥飛騨温泉郷にある温泉。

栃尾温泉(とちおおんせん)は、岐阜県高山市(旧国飛騨国奥飛騨温泉郷にある温泉

栃尾温泉
荒神の湯
温泉情報
所在地 岐阜県高山市
交通 鉄道:高山本線高山駅より濃飛バスで約80分。
篠ノ井線松本駅よりアルピコ交通バスで約1時間45分。
泉質 単純温泉
外部リンク 奥飛騨温泉郷観光協会
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泉質 編集

  • 単純泉

温泉街 編集

国道471号沿い、蒲田川平湯川の合流地点付近に温泉街が広がる。

蒲田川河川敷の「たから流路工河川公園」には、寸志(200円との表示あり)で入浴可能な露天風呂「荒神(こうじん)の湯」と、足湯「蛍の湯」があり、夜間を除く昼間入浴可能。温泉は男女別々の湯であるが、屋根の全くない露天風呂のみ。露天風呂入口には、脱衣場の小屋が設置されている。足湯近くにある蛍水路で、7月初旬頃に蛍を見ることが出来る。

温泉熱を利用した野菜や果樹栽培も盛ん。

歴史 編集

開湯時期は不明。地名は、この地にトチノキが数多く生えていたことに由来する。

昭和43年11月19日 - 奥飛騨温泉郷の一部として国民保養温泉地に指定された。

1979年(昭和54年)に、栃尾温泉街(旧上宝村)を貫流する渓流「洞谷」で大規模な土石流が発生した。洞谷最上流部の標高約1950m地点から崩落した巨大岩石を含む約7万m3の土石流は既設の砂防堰堤を瞬時に破壊、一瞬で栃尾温泉街を直撃し死者2人、行方不明者1人、全壊家屋11戸などの大きな被害を出した。2ヶ所の橋梁が流失、土石流による道路の決壊等で岐阜県道475号が寸断され温泉街が孤立して約3,000人の観光客が閉じ込められた。その後、洞谷には被害の再発を防ぐために流路工砂防施設)が設置された[1]。この洞谷流路工沿いには桜が植樹され、春には桜の名所となっている。

アクセス 編集

施設 編集

脚注 編集

  1. ^ 国土交通省 神通川水系砂防事務所 洞谷災害
  2. ^ 国土交通省 神通川水系砂防事務所 『たから流路工』パンフレット

関連項目 編集

外部リンク 編集