桂三実

上方落語協会に所属する日本の落語家

桂 三実(かつら さんみ、1993年5月1日 - )は、上方落語協会に所属する日本落語家上方噺家)。本名は斎藤僚平[1]。所属事務所は吉本興業[2]

かつら さん
桂(かつら) 三(さん)実(み)
結三柏は、桂文枝一門定紋である。
本名 斎藤 僚平
生年月日 (1993-05-01) 1993年5月1日(31歳)
出身地 日本の旗 日本愛知県名古屋市緑区
師匠 6代桂文枝
出囃子 ロマンティックあげるよ
活動期間 2012年 -
所属 吉本興業
公式サイト 桂三実
受賞歴
2022年 繁昌亭新人賞

2023年 NHK新人落語大賞決勝進出

来歴・人物 編集

愛知県名古屋市緑区出身[1]。中学校までは野球部に所属し、三塁手で2番打者だった[3]。3年生の時、2代目桂枝雀のCDを聴いて落語に関心を持ち、その後桂三枝(現・6代桂文枝)の高座をテレビで見たことで熱心に三枝のビデオをレンタルした[4]

愛知県立豊明高等学校を卒業後、2012年5月に三枝に入門した[1]。三枝には高校3年生の時に私設事務所ウェブサイトの「お問い合わせ」フォームに弟子入りを志願する書き込みをしていた[4]。三枝からは「入門に対する想いを綴った手紙と履歴書」を送るよう求められ、名古屋の公演で楽屋まで出向いたものの会うことはできず、連絡のないまま高校を卒業。その後で親と大阪に来るよう指示があり、入門を許された[4]。6代文枝が「桂三枝」を名乗った時代の最後の弟子である[3][5]。入門1か月後に「三実」の高座名を付けられる[4]

入門後まもなく、師匠の「6代文枝襲名ツアー」が始まり、付き人として同行、多くの芸能人に会う[4]

2015年7月に年季明けし、8月に淡路島にある兵庫県洲本市の「洲本のいいとこ発信大使」の2代目(初代は月亭八斗)に就任、10月まで居住した[3][5]。洲本では世話になっている地元農家の手伝いもした[4]

2018年より個人の会として「桂三実のどえりゃあ落語会」を大阪市の空堀商店街で開いている[4]

受賞歴 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 桂 三実 | 上方落語家名鑑”. 上方落語協会. 2019年2月24日閲覧。
  2. ^ 桂三実 プロフィール - 吉本興業
  3. ^ a b c “桂三実、「二代目 洲本のいいとこ発信大使」の就任会見「清宮君に負けないように」”. サンケイスポーツ. (2015年8月17日). https://www.sanspo.com/article/20150817-OCWMY7C6A5JOLPY6B5D4D6DECQ/ 2019年3月23日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f g 将来の名人に聞く【桂三実 編】 - 上方落語協会(月亭文都、ウェブニュース「んなあほな」、2019年2月7日)
  5. ^ a b “2代目「洲本のいいとこ発信大使」の桂三実さん、初仕事に落語教室”. 産経新聞. (2015年8月25日). https://www.sankei.com/article/20150825-EGNXXG7ZLBIW5FSZ25YMGSB6AU/ 2019年3月23日閲覧。 
  6. ^ 桂二葉が女性初の「繁昌亭大賞」受賞! 奨励賞に笑福亭鉄瓶、新設の新人賞は桂三実」『スポーツ報知』、2022年12月11日。2022年12月18日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集