桐生明治館

群馬県桐生市にある擬洋風建築

桐生明治館(きりゅうめいじかん)は、群馬県桐生市相生町にある、明治初期(1878年)の擬洋風建築である。「旧群馬県衛生所」の名称で、重要文化財に指定されている。

桐生明治館
情報
旧名称 群馬県衛生所
相生村役場
桐生市相生出張所
用途 資料館
旧用途 事務所
設計者 県の技師
構造形式 木造、桟瓦葺
建築面積 255.74 m²
延床面積 511.48 m²
階数 地上2階
竣工 1878年(明治11年)8月30日
所在地 376-0011
群馬県桐生市相生町二丁目414番地の6
座標 北緯36度24分43.7秒 東経139度18分34.3秒 / 北緯36.412139度 東経139.309528度 / 36.412139; 139.309528座標: 北緯36度24分43.7秒 東経139度18分34.3秒 / 北緯36.412139度 東経139.309528度 / 36.412139; 139.309528
文化財 重要文化財
指定・登録等日 1976年(昭和51年)2月3日
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建物近景
建物正面

概要 編集

館内には、明治期のピアノやオルガン、洋風建築に関する資料などが常設展示され、資料館として活用されている。 会議室や展示室は、会議・展示会場として利用が可能である。

利用情報 編集

  • 開館時間:午前9時から午後5時
  • 休館日:毎週月曜日・祝日の翌日(月曜日と重なる時は翌日)・年末年始(12月28日から翌年1月4日まで)
  • 観覧料:大人150円 小人50円 (団体:30人以上 大人110円 小人35円)

歴史 編集

建築物としての歴史は、1878年(明治11年)に衛生所兼医学校として、前橋に新築されたことに始まる。その後、山田郡相生村に移転した際に大幅に改築されたが、重要文化財に指定された後、保存修理工事を行い、創建当初の姿に復元された。

年表 編集

  • 1874年(明治7年)1月 衛生局熊谷県熊谷に開局。
  • 1876年(明治9年)
    • 5月 衛生局を衛生所と改称。熊谷県医学校開校。
    • 8月21日 第二次群馬県設置。
  • 1878年(明治11年)
    • 5月1日 群馬県衛生所兼医学校の新築工事開始。
    • 8月30日 新築工事完了。
  • 1879年(明治12年)1月 衛生所が廃止。
  • 1881年(明治14年)6月 医学校が廃校。その後、県立女学校、師範学校付属小学校、群馬県農会などに転用。
  • 1928年(昭和3年)9月26日 相生村役場として、現在地に移転・改築工事開始。
  • 1929年(昭和4年)2月25日 移築工事完了。
  • 1954年(昭和29年)10月1日 相生村が桐生市へ合併。桐生市役所相生出張所として利用。
  • 1959年(昭和34年)4月1日 相生公民館を併設。
  • 1976年(昭和51年)2月3日 「旧群馬県衛生所」として重要文化財に指定。
  • 1982年(昭和57年)3月31日 出張所・公民館転出。
  • 1984年(昭和59年)1月1日 保存修理工事開始。
  • 1986年(昭和61年)
    • 3月31日 保存修理工事完了。創建当初の姿に復元。
    • 5月1日「桐生明治館」として公開。

交通 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集