梵天請経[1](ぼんてんしょうきょう、: Brahmanimantanika-sutta, ブラフマニマンタニカ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第49経。『梵天招待経』(ぼんてんしょうたいきょう)[2]とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第78経「梵天請仏経」がある。

釈迦が、梵天や悪魔パーピマンを相手に、仏法を説いていく。

構成 編集

登場人物 編集

場面設定 編集

釈迦はある時、コーサラ国ウッカッタスバガ林に滞在していた。

釈迦はそこで梵天が邪見を抱いていることを見抜き、神通力で梵天界へと移動し、梵天に仏法を説く。

同じく第六天天魔であるパーピマンも、梵天に加勢してきたが、釈迦はそれを喝破する。

内容 編集

日本語訳 編集

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典2』(第10巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)根本五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典2』(第5巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典 編集

  1. ^ 『南伝大蔵経』
  2. ^ 『原始仏典』中村、『パーリ仏典』片山

関連項目 編集

外部リンク 編集