梶原 さい子(かじわら さいこ、1971年1月16日[1] - )は、日本歌人。「短歌会」所属。宮城県出身。詩人梶原しげよは大叔母にあたる[2]

来歴 編集

気仙沼市唐桑町生まれ[3]。実家は早馬神社。高校教員[4]

1997年 河野裕子に出会い、歌を詠み始める[5]。2006年 抒情文芸最優秀賞[6]を受賞。 2010年 宮城県芸術選奨新人賞[7]を受賞。

2011年 第29回 現代短歌評論賞(『短歌の口語化がもたらしたもの - 歌の「印象」からの考察』) 、第1回 塔短歌会賞を受賞。2015年 第三歌集『リアス/椿』で第11回葛原妙子賞[8]、2014年度 宮城県芸術選奨[9]を受賞。

2014年3月18日から2015年3月15日まで、岩手県北上市日本現代詩歌文学館において常設展示が行われた[10]。2015年3月2日から28日まで、日本近代文学館において、「3・11文学館からのメッセージ 震災を書く」の展示が行われた[11]。2015年9月15日から10月31日まで、仙台文学館において、「梶原さい子歌集『リアス/椿』―短歌と写真― 」と題し、写真家・佐々木隆二の写真と短歌のコラボレーション展示が行われた[12]。2018年2月20日から3月24日まで、日本近代文学館において、「3・11文学館からのメッセージ 震災を書く」の展示が行われた[13]。2021年第四歌集『ナラティブ』で日本歌人クラブ東北ブロック優良歌集賞を受賞。

『塔』選者、朝日新聞みちのく歌壇選者。日本現代詩歌文学館「短歌入門講座」講師をつとめる[14]

著書 編集

  • 第一歌集『ざらめ』青磁社 2006.3[15]
  • 第二歌集『あふむけ』砂子屋書房 2009.8
  • 第三歌集『リアス/椿』砂子屋書房 2014.5 葛原妙子賞
  • 『梶原さい子歌集』現代短歌文庫 砂子屋書房 2018.5 
  • 第四歌集『ナラティブ』砂子屋書房 2020.4 日本歌人クラブ東北ブロック優良歌集賞
  • 『アルカリ色のくも』宮沢賢治の青春短歌を読む 佐藤通雅 編著 NHK出版 2021.2(宮沢賢治の短歌鑑賞)
  • 『3653日目〈塔短歌会・東北〉震災詠の記録』 荒蝦夷 2021.3(共著)
  • 『落合直文の百首』 ふらんす堂 歌人入門シリーズ⑦ 2023.5

出典 編集

  • 「短歌研究」2017年12月号

外部リンク 編集

関連項目 編集