様格(ようかく)とは、述べられているのと同じ時点での状態、つまり「〜として(の状態で)」または「〜のときに」を表現するである。独立の格としてウラル語族に存在する。

フィンランド語では語尾-na/-näを用いる。

  • lapsi「子供」→ lapsena「子供として」または「子供のときに」

フィンランド語では、何かが起こった日時の表現や、また「家で」といった慣用的表現にも使う(「家ので」と強調する場合には内格を用いる)。「...に(なる)」(変化)あるいは「...にしては」(本当に...かどうか疑わしいような場合)という意味では変格を用いる。