横尾忠則現代美術館

兵庫県神戸市灘区にある美術館

横尾忠則現代美術館(よこおただのりげんだいびじゅつかん)は、兵庫県神戸市灘区原田通にある横尾忠則作品を収めた美術館である。

横尾忠則現代美術館
横尾忠則現代美術館
横尾忠則現代美術館の位置(神戸市内)
横尾忠則現代美術館
神戸市内の位置
施設情報
専門分野 横尾忠則
館長 蓑豊
事業主体 兵庫県
管理運営 兵庫県芸術文化協会
延床面積 2970.81m2
開館 2012年11月3日
所在地 657-0837
兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30
位置 北緯34度42分30.5秒 東経135度12分48.2秒 / 北緯34.708472度 東経135.213389度 / 34.708472; 135.213389座標: 北緯34度42分30.5秒 東経135度12分48.2秒 / 北緯34.708472度 東経135.213389度 / 34.708472; 135.213389
外部リンク http://www.ytmoca.jp/index.html
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概要 編集

兵庫県西脇市生まれの美術家、グラフィックデザイナーである横尾忠則本人から兵庫県に寄贈・寄託された作品を収蔵しており、それらの作品や横尾とゆかりのある作家の作品を展示することを目的として2012年に開館した。西脇市生まれだが、神戸新聞社勤務のため、親元を離れ暮らした神戸市に設立された。1982年竣工の兵庫県立美術館王子分館西館(村野藤吾設計)を改修し使用したものだが、以前は兵庫県立美術館 原田の森ギャラリー西館として利用されていた。同分館とは同じ敷地に立地している[1]

2階及び3階は展示室、4階にはアーカイブルームとし、展覧会場としてだけではなく資料の整理や公開も行う。横尾から寄贈、寄託を受けた作品は開館時で絵画約500点、版画約200点、ポスター約900点×2セット、ブックデザイン約700点に及ぶ。横尾は、開館に向けての展覧会の企画に、51の構想が湧き出たというが、当時横尾は76歳であり「年4回でも、終わるころには僕はもうこの世にいない。向こうから鑑賞するかもしれない」と発言した[1]

施設 編集

  • 4F - アーカイブルーム、休憩・閲覧コーナー
  • 3F - 展示室B、展示室B'
  • 2F - 展示室A、展示室A'
  • 1F - オープンスタジオ、インフォメーション、ミュージアムショップ、ミュージアムカフェ

沿革 編集

  • 1982年9月 - 兵庫県立近代美術館新館(西館)として開館[2]
  • 2001年9月 - HAT神戸の兵庫県立美術館「芸術の館」へ移転準備のため休館[2]
  • 2002年10月 - 兵庫県立美術館王子分館「原田の森ギャラリー」として再開館[2]
  • 2007年8月 - 横尾忠則から兵庫県に作品・資料の寄贈・寄託の申出[2]
  • 2007年9月 - 横尾忠則寄贈作品活用検討委員会発足[2]
  • 2009年9月 - 原田の森ギャラリー西館、老朽化に伴う改修工事のため利用停止[2]
  • 2010年5月 - 原田の森ギャラリー西館整備企画委員会発足[2]
  • 2011年3月 - 原田の森ギャラリー西館改修工事着工[2]
  • 2011年9月 - 横尾忠則からの作品・資料の寄贈・寄託について基本合意[2]
  • 2011年12月 - 原田の森ギャラリー西館整備企画委員会から横尾忠則の作品・資料の活用場所として同館が相応しいとの提言[2]
  • 2012年3月 - 原田の森ギャラリー西館改修工事竣工[2]
  • 2012年11月3日 - 開館
  • 2017年9月26日 - 臨時の改修工事のため、開催中の展覧会「横尾忠則 HANGA JUNGLE」を一時休止。平成29年台風第18号の際に館内2箇所で雨漏りが確認されたため、経年劣化した雨水管の交換工事を行い、10月下旬から再開した[3]

交通 編集

周辺 編集

脚注 編集

  1. ^ a b Condénast Japan.横尾アートの発信拠点ゆかりの神戸に美術館 2012.11.02
  2. ^ a b c d e f g h i j k 美術館について”. 横尾忠則現代美術館. 2017年9月27日閲覧。
  3. ^ 井上駿 (2017年9月27日). “横尾忠則現代美術館、展覧会一時休止 雨漏り改修”. 神戸新聞NEXT (神戸新聞社). https://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201709/0010592998.shtml 2017年9月27日閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集