横山知伸

日本のサッカー指導者、元プロ選手 (1985-2024)

横山 知伸(よこやま とものぶ、1985年3月18日 - 2024年1月4日)は、東京都練馬区出身の元プロサッカー選手、サッカー指導者。現役時代のポジションはディフェンダーミッドフィールダー

横山 知伸
名前
愛称 ヨコ、ソフティ[1]
カタカナ ヨコヤマ トモノブ
ラテン文字 YOKOYAMA Tomonobu
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1985-03-18) 1985年3月18日
出身地 東京都練馬区
没年月日 (2024-01-04) 2024年1月4日(38歳没)
身長 184cm
体重 75kg
選手情報
ポジション DF / MF
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2008-2011 川崎フロンターレ 76 (1)
2012-2013 セレッソ大阪 20 (3)
2014-2017 大宮アルディージャ 81 (4)
2017 北海道コンサドーレ札幌(loan) 26 (2)
2018 北海道コンサドーレ札幌 0 (0)
2018 ロアッソ熊本(loan) 7 (0)
2019 FC岐阜 0 (0)
通算 210 (10)
1. 国内リーグ戦に限る。2020年2月7日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

来歴 編集

石神井マメックスFC、帝京高等学校を経て、1年浪人して早稲田大学スポーツ科学部へ進学。早大蹴球部の主力メンバーとして活躍し、4年時の2007年度、全日本大学選手権で優勝を経験した。大学の同期には、兵藤慎剛鈴木修人山本脩斗島村毅らがいる。

早大卒業後は大手証券会社への入社が内定していたが、川崎フロンターレ向島建スカウトの打診を受け、内定を蹴って2008年に川崎に入団した。

加入初年度はセンターバックとして見られていたが、09年は関塚隆監督のコンバートによりMFへとポジションを移した。ヴィトール・ジュニオールの長期離脱・中村憲剛のポジション変更もあり視野の広さや展開力を買われシーズン後半はレギュラーに定着。中村に変わるボールの配給役を務めた。

2012年シーズンよりセレッソ大阪に移籍。主にボランチやCBのバックアップをこなし、先発出場はリーグ戦4試合にとどまったが、リーグ最終節の古巣・川崎戦で2得点を挙げ、チームのJ1残留に貢献した。

2014年シーズンより大宮アルディージャに完全移籍[2]。2016年3月20日のサンフレッチェ広島戦、相手DF佐々木翔へのスライディングで、全治8ヶ月となる右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負わせる[3]。1対5と大敗している状況の中、後半ロスタイムでのプレイだった。横山はこのプレイでイエローカードを受けるとともに、相手サポーターからはブーイングを浴び、サンフレッチェの森保一監督も怒りのコメントを残しており、横山は試合後に謝罪する事態となった[4]

2017年シーズンより北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍し[5]2018年シーズンに完全移籍した[6]。同年8月6日、ロアッソ熊本への期限付き移籍が発表された[7]。熊本ではピッチ上でのリーダーとしての役割を期待されたが出場機会に乏しく、12月2日に期限付き移籍期間満了が発表された2018年12月2日、北海道コンサドーレ札幌は契約の満了と来シーズンに向けた契約更新をしないことを発表[8]。。

同年12月12日、フクダ電子アリーナで行われたJリーグ合同トライアウトに出場[9]が、直後の12月24日、体調不良で病院へ搬送。脳腫瘍と診断され、同月31日に摘出手術を受けた[10]。 手術後は、中学時代に所属した石神井マメックスFCや母校の帝京高校で練習したり、古巣札幌の練習にも参加していたが[11]、2019年9月、FC岐阜への加入が発表された[12]

2020年2月、現役引退が発表された[13]。引退後は北海道コンサドーレ札幌アカデミーのフィジカルコーチに就任。

2023年、大宮アルディージャトップチームのフィジカルコーチに就任[14]。同年5月、U-18フィジカルコーチ兼U-18コーチに就任した[15]。しかし同年夏に脳腫瘍が再発、治療を受けていたものの、2024年1月4日に死去したことが、同月11日にクラブより公表された[16]。38歳没。

所属クラブ 編集

個人成績 編集

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2008 川崎 18 J1 16 0 3 0 0 0 19 0
2009 26 0 3 0 3 0 32 0
2010 24 0 4 0 2 1 30 1
2011 10 1 0 0 2 0 12 1
2012 C大阪 9 2 4 0 2 0 15 2
2013 11 1 3 0 3 0 17 1
2014 大宮 21 0 4 0 1 0 26 0
2015 J2 41 3 - 1 0 42 3
2016 J1 19 1 4 0 3 0 26 1
2017 札幌 2 26 2 4 0 0 0 30 2
2018 0 0 4 0 0 0 4 0
熊本 45 J2 7 0 - - 7 0
2019 岐阜 40 0 0 - - 0 0
通算 日本 J1 162 7 33 0 16 1 211 8
日本 J2 48 3 - 1 0 49 3
総通算 210 10 33 0 17 1 260 11
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2009 川崎 18 9 0
2010 2 0
通算 AFC 11 0

指導歴 編集

脚注 編集

  1. ^ 選手・スタッフプロフィール DF18 横山知伸”. 川崎フロンターレ. 2019年9月13日閲覧。
  2. ^ セレッソ大阪 横山知伸選手 大宮アルディージャ加入のお知らせ”. 大宮アルディージャ (2013年12月30日). 2013年12月30日閲覧。
  3. ^ Football Channel:広島DF佐々木、前十字じん帯断裂で長期離脱へ。20日の大宮戦で負傷
  4. ^ ゲキサカ:広島森保監督がラフプレーに激怒…負傷の佐々木は右ひざ捻挫か、試合後に横山は謝罪
  5. ^ 大宮アルディージャ 横山 知伸選手 期限付き移籍加入のお知らせ 北海道コンサドーレ札幌(2017年1月10日)
  6. ^ 横山 知伸選手 完全移籍加入のお知らせ 北海道コンサドーレ札幌(2017年12月13日)
  7. ^ 横山知伸選手ロアッソ熊本へ期限付き移籍のお知らせ』(プレスリリース)北海道コンサドーレ札幌、2018年8月6日https://www.consadole-sapporo.jp/news/20180843061/2018年9月8日閲覧 
  8. ^ 稲本潤一や河合竜二の名前も…札幌、一挙8選手の契約満了を発表”. ゲキサカ (2018年12月2日). 2022年12月3日閲覧。
  9. ^ 2018 JPFAトライアウト”. sportsnavi (2018年12月12日). 2022年12月3日閲覧。
  10. ^ 横山知伸が脳腫瘍で手術 J1札幌が発表”. 産経新聞 (2019年1月21日). 2019年9月13日閲覧。
  11. ^ 札幌、首位撃破へ 闘病中DF横山知伸に力もらった”. 日刊スポーツ (2019年8月20日). 2019年9月13日閲覧。
  12. ^ 横山知伸選手、加入のお知らせ』(プレスリリース)FC岐阜、2019年9月13日https://www.fc-gifu.com/news_information/51462.html2019年9月13日閲覧 
  13. ^ 横山知伸選手、現役引退のお知らせ』(プレスリリース)FC岐阜、2020年2月5日https://www.fc-gifu.com/news_information/56871.html2020年2月7日閲覧 
  14. ^ 横山知伸 フィジカルコーチ 就任のお知らせ 大宮アルディージャ 2023年1月7日
  15. ^ 横山知伸 トップチームフィジカルコーチ U18フィジカルコーチ兼U18コーチ就任のお知らせ”. 大宮アルディージャ (2023年5月24日). 2023年5月27日閲覧。
  16. ^ 横山知伸 コーチ ご逝去のお知らせ』(プレスリリース)大宮アルディージャ、2024年1月11日https://www.ardija.co.jp/news/?id=418462024年1月11日閲覧 

関連項目 編集

外部リンク 編集