横浜市交通局600型電車(よこはましこうつうきょく600がたでんしゃ)は、かつて横浜市交通局が所有していた路面電車である横浜市電電車 [1]

横浜市交通局600型電車
基本情報
運用者 横浜市交通局
製造所 三菱重工横浜造船所
製造年 1947年
製造数 15両(601 - 615)
廃車 1968年
主要諸元
軌間 1,372mm
電気方式 直流600 V
架空電車線方式
車両定員 75人
全長 10,173 mm
全幅 2,438 mm
全高 3,098 mm
駆動方式 吊り掛け駆動方式
備考 主要数値は[1]から
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概要 編集

戦災を受けた500型1947年(昭和22年)に三菱重工横浜造船所で復旧した車両。台車や台枠は流用品であるが車体はほとんど新製である。そのため500型とは印象が異なり屋根は浅いなどどちらかというと神戸市電に似たスタイルを持つ車両。モーターは400型1200型から流用した車両も存在した。車体は軽快になったが、構造が雑なので振動が激しかった。[2]

運用 編集

麦田以外に配置されて活躍したが、ワンマン化の対象にはならず1968年1969年に廃車され形式消滅。[3]

保存 編集

廃車時には2両が保存されたが他の路面電車の保存車と同じように荒廃が進み撤去され保存車は現存しない。[4]

脚注 編集

参考文献 編集

  • 岡田誠一、澤内一晃『横浜市電 上 (戦災までの歴史とその車輌)』ネコ・パブリッシング、2009年7月。ISBN 9784777052585 
  • 長谷川弘和『横浜市電が走った街 今昔 ハマの路面電車定点対比』JTB、2001年10月。ISBN 4-533-03980-4