国道2号標識 武庫大橋(むこおおはし)は、国道2号上にある武庫川に架かるである。日本百名橋に選ばれ、土木学会選奨土木遺産にも認定された。

武庫大橋
基本情報
日本の旗 日本
所在地 兵庫県尼崎市 - 兵庫県西宮市
交差物件 武庫川
設計者
施工者
増田淳
建設 1926年
座標 北緯34度43分54.4秒 東経135度22分49.2秒 / 北緯34.731778度 東経135.380333度 / 34.731778; 135.380333
構造諸元
形式 RC開腹アーチ橋
材料 鉄筋コンクリート
全長 262.5m
20m
最大支間長 20.1m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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1926年12月25日、阪神国道開通時の武庫大橋

概要 編集

増田淳の指導のもと、1925年8月から1年4か月をかけて完成し、かつては路面電車の阪神国道線も併設されていた。橋の中央部にバルコニーがあり、高欄は北木石でつくられている。1993年には改修が施された。2006年土木学会選奨土木遺産に選ばれる[1]

なお、武庫川に架かる橋で本橋と名称の類似したものとしては、兵庫県三田市に所在する「武庫川大橋」がある。

歴史 編集

今日の武庫大橋の下流には中国街道の武庫川渡し、上流には西国街道の髭の渡しがあったとされる。1885年から1909年の間に、武庫川橋(現・国道43号)が架けられた後、増大する交通量に対処するため、大阪府兵庫県が新しい道路建設に着手(1920年)。その一環として武庫大橋が計画された。武庫大橋が完成した翌年に、道路が竣工(1927年)した。

脚注 編集

  1. ^ 土木学会 平成18年度選奨土木遺産 武庫大橋”. www.jsce.or.jp. 2022年6月8日閲覧。

参考文献 編集

松村博『日本百名橋』鹿島出版会

関連項目 編集