段 牙(だん が、拼音:Duàn Yá、? - 325年)は、鮮卑段部の大人。兄は段末波

生涯 編集

325年3月、段末波の死去に伴い、位を継いだ。

11月、段牙は慕容部の首領慕容廆と修好を結ぶようになった。慕容廆は建議して遷都を進めると、段牙はこれに同意して令支から都を移したが、これに部族の民は大いに不満を抱いた。初代大人段日陸眷の孫[1]である段遼[2]は位を簒奪しようと画策し、遷都した事を段牙の罪であると言い放った。12月、段遼は部族の民を率いて段牙を攻めて殺害し、自ら立った。

参考資料 編集

  • 晋書』(元帝明帝紀、列伝第三十三)
  • 資治通鑑』(卷第九十三)
  • 魏書』(列伝第九十一)

脚注 編集

  1. ^ 『資治通鑑』では4代大人の段疾陸眷の孫と記載されている。一方、『魏書』では初代大人の段日陸眷の弟と記載されており、全ての記述が異なっている。
  2. ^ 『魏書』では段護遼と記載される。
先代
段末波
段部の大人
325年
次代
段遼