水沼 元輝(みずぬま げんき、2002年9月2日 - )は、日本中央競馬会 (JRA)美浦トレーニングセンター所属の騎手である。

水沼元輝
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 栃木県
生年月日 (2002-09-02) 2002年9月2日(21歳)
身長 158.5cm
体重 47.0kg
血液型 O型
騎手情報
所属団体 日本中央競馬会
所属厩舎 美浦・加藤和宏[1]
初免許年 2022年
免許区分 平地・障害[1]
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叔父に元騎手で現在は競馬学校の教官を務める小林淳一、従兄に騎手の小林凌大が居る[2]

来歴 編集

栃木県で生まれる。小学校高学年の時、中山競馬場で行われた叔父の小林淳一騎手の引退レースを見て、騎手を志す[2]

2018年、競馬学校に37期生として入学[3]。1年の留年を経て2022年に卒業する。

2022年3月6日の中山競馬第2競走で、ベルヴュードライヴに騎乗しデビュー(13着)。同年9月6日、大井競馬第10競走(YJSTR大井第2戦)でクラッチシュートに騎乗し1着、中央・地方通算64戦目で初勝利を挙げた[4]。その後、翌週9月11日の中山競馬第1競走でネバレチュゴーに騎乗して中央競馬初勝利を挙げた。

2年目となった2023年は平地競走でも勝利数は増えていたが、冬の小倉ローカル滞在時に障害騎手と交流し「障害を経験することで、よりレベルを上げられると思いました。(負担重量の)減量も生かせるので」と障害競走にも挑戦する事を決意[5]。同年4月22日の福島競馬第5競走・障害未勝利戦でアルカンサスに騎乗し、障害競走初騎乗を果たした(9着)。同年12月18日、中山競馬第4競走・障害未勝利戦で難波剛健の前日落馬負傷で急遽乗り代わりとなったエンデュミオンで1着となり、障害騎乗32戦目で障害戦初勝利となった。

人物 編集

  • 目標とする騎手は丹内祐次[6]。騎乗だけでなく、人として信頼してもらえるような騎手を目標としている。
  • 趣味はお笑い、絵を描くこと[6]、クレーンゲーム[2]
  • 小学生時代は野球剣道をしていた[2]

騎乗成績 編集

概要

日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
平地 初騎乗 2022年3月6日 2回中山4日2R 3歳未勝利 ベルヴュードライヴ 16頭 10 13着
初勝利 2022年9月6日 10回大井2日10R ヤングジョッキーズTR大井第2戦 クラッチシュート 14頭 6 1着
JRA初勝利 2022年9月11日 4回中山2日1R 2歳未勝利 ネバレチュゴー 16頭 6 1着
障害 初騎乗 2023年4月22日 1回福島5日5R 障害4歳上未勝利 アルカンサス 11頭 8 9着
初勝利 2023年12月17日 5回中山6日4R 障害3歳上未勝利 エンデュミオン 13頭 1 1着

出典: JRA日本中央競馬会 騎手名鑑プロフィールより[1]

年度別成績 編集

平地競走 障害競走
年度 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率
2022年 1 0 6 112 .009 .009 .063 -
2023年 7 3 3 261 .027 .038 .050 1 2 1 33 .030 .091 .121
中央 8 3 9 373 .021 .029 .053 1 2 1 33 .030 .091 .121
地方 0 0 0 4 .000 .000 .000 -

脚注 編集

  1. ^ a b c JRA騎手名鑑”. 日本中央競馬会. 2023年7月6日閲覧。
  2. ^ a b c d 【わたしの履歴書】水沼元輝騎手「同期の中ではパワーがあるのが持ち味」自分の力を生かしたい――新人紹介2022”. netkeiba. 2023年7月6日閲覧。
  3. ^ 競馬学校騎手課程、平成30年度の入学試験に7名が合格”. ラジオNIKKEI. 2023年7月6日閲覧。
  4. ^ JRAルーキーの水沼元輝騎手が大井競馬でうれしい初勝利 「中央でも勝てるように頑張ります」 スポーツ報知、2022年9月6日
  5. ^ デビュー2年目の水沼元輝騎手が今週の福島で障害戦に初挑戦 二刀流でさらなる飛躍へ - UMATOKU(報知新聞社)2023年4月20日
  6. ^ a b 2022年ルーキーズ 水沼元輝”. 日本中央競馬会. 2023年7月6日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集