(かわい かんじ)は、日本小説家推理作家。執筆のかたわら、出版社編集者として勤務している[1]

河合 莞爾かわい かんじ
ペンネーム 河合 莞爾かわい かんじ
誕生 ????????
日本の旗 日本熊本県
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 早稲田大学
活動期間 2012年 -
ジャンル 推理小説
警察小説
代表作 『デッドマン』
『ドラゴンフライ』
主な受賞歴 第32回横溝正史ミステリ大賞(『デッドマン』)
デビュー作 『デッドマン』
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

来歴 編集

生年未詳。熊本県出身、早稲田大学法学部卒業後、出版社に勤務。

2012年、角川書店主催の第32回横溝正史ミステリ大賞において、『デッドマン』にて大賞を受賞しデビュー。 『さあ、地獄へ堕ちよう』(菅原和也)との同時受賞。同賞での大賞の2作同時受賞は、2007年以来5年ぶりであった[2]。横溝正史ミステリ大賞の選考委員であった綾辻行人は、『デッドマン』を"島田荘司占星術殺人事件』に「真っ向勝負」"と評した。

立川談志を敬愛し、立川の「落語とはイリュージョンである」という言葉に影響を受け、自らもイリュージョニストを目指したと表明している[3]

ペンネームの由来は、2011年に失った愛犬の名前だという[4]

作品 編集

鏑木特捜班シリーズ 編集

  • デッドマン(2012年9月 角川書店 / 2014年8月 角川文庫
  • ドラゴンフライ(2013年7月 角川書店 / 2016年4月 角川文庫)
  • ダンデライオン(2014年9月 角川書店 / 2016年7月 角川文庫)

カンブリアシリーズ 編集

  • カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係(2020年3月 中公文庫
  • カンブリア 傀儡の章 警視庁「背理犯罪」捜査係2(2021年6月 中公文庫)

その他 編集

  • デビル・イン・ヘブン(2013年12月 祥伝社 / 2017年6月 祥伝社文庫)
  • 粗忽長屋の殺人(2015年2月 光文社 / 2017年10月 光文社文庫)
    • 【収録作品】 短命の理由 / 寝床の秘密 / 粗忽長屋の殺人 / 高尾太夫は三度死ぬ
  • 救済のゲーム(2015年6月 新潮社
  • 800年後に会いにいく(2016年8月 幻冬舎 / 2018年10月 幻冬舎文庫)
  • スノウ・エンジェル(2017年6月 祥伝社 / 2021年5月 祥伝社文庫)
  • 燃える水(2018年5月 KADOKAWA)
  • ジャンヌ(2019年2月 祥伝社)

アンソロジー 編集

『』内が河合莞爾の作品

  • 地を這う捜査:「読楽」警察小説アンソロジー(2015年12月 徳間文庫)『また会おう』

交流のある作家 編集

小野十傳
自身の頒布している開運銭「福本銭」を河合が所持しているとブログで明かしている。

脚注 編集

  1. ^ ダ・ヴィンチ電子ナビ「第32回横溝正史ミステリ大賞『デッドマン』河合莞爾インタビュー」
  2. ^ 角川書店ニュースリリース2012年9月28日配信
  3. ^ 公募ガイド「賞と顔 第32回横溝正史ミステリ大賞」
  4. ^ 小野十傳オフィシャルサイト

外部リンク 編集