溝端淳平

日本の俳優 (1989-)

溝端 淳平(みぞばた じゅんぺい、1989年〈平成元年〉6月14日 - )は、日本俳優タレント司会者和歌山県橋本市出身[2]エヴァーグリーン・エンタテイメント所属。第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストグランプリ。

みぞばた じゅんぺい
溝端 淳平
本名 溝端 淳平
生年月日 (1989-06-14) 1989年6月14日(34歳)
出生地 日本の旗 日本和歌山県橋本市
身長 175 cm[1]
血液型 A型
職業 俳優タレント司会者
ジャンル テレビドラマ映画舞台バラエティ番組
活動期間 2006年 -
事務所 エヴァーグリーン・エンタテイメント
公式サイト オフィシャルウェブサイト
主な作品
テレビドラマ
花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(2007年)
ハチワンダイバー』(2008年)
BOSS』(2009年・2011年)
ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』(2009年)
新参者』(2010年)
35歳の高校生』(2013年)
失恋ショコラティエ』(2014年)
立花登青春手控え』(2016年)
仮面同窓会』(2019年)
スカーレット』(2019年)
天国と地獄〜サイコな2人〜』(2021年)
何曜日に生まれたの』(2023年)
どうする家康』(2023年)
映画
DIVE!!』(2008年)
赤い糸』(2008年)
君が踊る、夏』(2010年)
高校デビュー』(2011年)
バラエティ番組
世界ウルルン滞在記"ルネサンス"
誰だって波瀾爆笑
 
受賞
日本アカデミー賞
その他の賞
高崎映画祭
最優秀助演男優賞
2013年黄金を抱いて翔べ
受賞歴参照
備考
第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト グランプリ
テンプレートを表示

略歴 編集

橋本市恋野地区出身で[3]、同市恋野小学校を卒業した[4]。子供のころからドラマや映画が好きで俳優に憧れていたという[4]。小学4年生の時、異動することとなったクラスの担任教諭から「旅に出ろ」と書かれた色紙を贈られ、その言葉に感銘を受けて勉強机に飾っていた[4]2006年、6歳および7歳年上の2人の姉が応募したのがきっかけで、「第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリおよびボルテージ賞を受賞。当時は高校2年生で[4]、これにより歴代受賞者の中では最多となる40社の芸能事務所から所属の勧誘を受ける。その後は高校2年まで和歌山県で過ごし、上京。

2007年4月、『世界ウルルン滞在記"ルネサンス"』の司会に選ばれる。また同年同月、ドラマ生徒諸君!』の日下部和真役で俳優デビューする。

2008年、『ハチワンダイバー』でドラマ初主演を果たす[5]。また同年は、映画初出演作品となる『DIVE!!』でも林遣都池松壮亮とともに主演を務め、映画でも初主演を果たすこととなった。

2009年国際ドラマフェスティバル in TOKYO2009において「東京ドラマアウォード2009」新人賞を受賞。また日経トレンディ「今年の顔」に選出される。

2010年3月5日、映画『赤い糸』で、第33回日本アカデミー賞優秀新人賞を受賞。『NECK』や『君が踊る、夏』等の主演映画の公開が続いた。『君が踊る、夏』は初の単独主演映画となる。

2014年6月1日、声帯ポリープの切除手術を受けて一週間ほど静養していたことをブログを通じてファンに告白。全身麻酔による手術であったこと、手術が無事に成功し滑らかな声が出るようになった事などが報告されている。

2015年蜷川幸雄演出による舞台『ヴェローナの二紳士』で主演、自身のキャリア初の女性役を演じることになる。

2016年5月にはBS時代劇立花登青春手控え』で時代劇初主演を務める[6]

2019年後期放送『スカーレット』に戸田恵梨香演じるヒロイン喜美子の初恋の相手となる医学生の酒田圭介を演じ、NHK連続テレビ小説初出演を果たす[7]

人物 編集

  • 趣味、特技はソフトテニス和太鼓サッカー
  • 「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の最終審査では、地元である和歌山県橋本市恋野地区の法被を着て和太鼓を披露した。なお地区内に所在する「恋し野あじさい公園」には、同郷の筒香嘉智プロ野球選手)と溝端の記念碑が建立されている[8]
  • 目標の俳優はドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』で共演した小栗旬生田斗真[9]
  • 映画『DIVE!!』では飛込競技に挑戦した。ほとんどの競技シーンは本物の選手による吹き替えだったが、「スワンダイブ」という手を広げてまっすぐに飛び込む技は、溝端自身が挑戦し10メートルの高さから実際に飛び込む。
  • 東方神起JYJのメンバーであるジェジュン岡田将生、東方神起のチャンミンユンホとは友人である。
  • 影響を受けた映画は『GO』。セリフをすべて言えるくらい好きな作品。「10代のころに抱く、特有の葛藤がすごくリアルに中学生時代の僕に伝わってきました。山﨑努(『GO』の主人公の父親役)さんの『広い世界を見ろ』というセリフが、今でも僕の指針になっています。」[10]と語っている。
  • 朝井リョウの作品『脇役バトルロワイアル』(短編集『世にも奇妙な君物語』収録)は溝淵淳平という名前の架空の役者を主人公とした短編小説だが、一文字違いの名前からもわかる通り溝端のパブリックイメージを作品内に導入した内容になっている。
  • 普段は標準語で話している。一方、近畿地方の出身のため関西の出身の人と話すときは関西弁で話すこともある。溝端にとって朝ドラ初出演の「スカーレット」は、関西ことばを初めて前面に出すテレビドラマ[11] [注 1]となった。
  • 役者として大河ドラマに出演することを一つの目標としていた[12]

受賞歴 編集

2006年

2009年

2010年

2011年

2013年

2016年

2021年

2023年

  • KIMONOIST AWARD 2023[13]

出演 編集

太字は主演作品。

テレビドラマ 編集

映画 編集

吹き替え 編集

舞台 編集

テレビ番組 編集

配信ドラマ 編集

ラジオ 編集

CM 編集

MV 編集

  • 東方神起 「Duet -Two of Us ver.- 」 (2016年)
  • 東方神起 「逢いたくて逢いたくてたまらない -Two of Us ver.-」(2016年)
  • 東方神起 「OCEAN -Two of Us ver.-」(2016年)

ゲーム 編集

書籍 編集

写真集 編集

  • 熱風少年(2009年、主婦と生活社ISBN 978-4-391-13715-6

雑誌 編集

  • JUNON(2007年2月 - ) - モデル
  • ザテレビジョン「イトバタ会議中!」(2008年10月 -2009年2月、角川マガジンズ
  • SOUP「溝端淳平のガチンコバイト日記」(2009年10月 -2013年6月、インデックス・コミュニケーションズ)
  • Seventeen「男ってこんなもんだっ!!」(2010年5月 -2012年4月)「男磨き中!」(2012年5月 -2013年4月、集英社

カバーモデル 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 但し、『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』の秦野役のように和歌山の方言が時々出る役を演じたことはあった。
  2. ^ 『赤い糸』とのコラボ

出典 編集

  1. ^ 溝端淳平 オフィシャルウェブサイト / 第19回JUNON・ジュノンボーイ グランプリ
  2. ^ 「和歌山県橋本市生まれ育ちの、溝端」は選ばず「ちょっと年齢層が高いかな…」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年1月25日閲覧。
  3. ^ 朝日新聞』2023年6月15日大阪朝刊和歌山全県第二地方版22頁「(ウインズ平阪のためにならない?話)故郷への思い、熱く咲く /和歌山県」(朝日新聞大阪本社
  4. ^ a b c d 読売新聞』2023年3月8日東京朝刊教育B面14頁「[恩師のコトバ]旅に出ろ 溝端淳平さん33 俳優 学ぶ 育む 役者人生支え続ける原点」(読売新聞東京本社 聞き手・江原桂都)
  5. ^ ハチワンダイバー - フジテレビ”. フジテレビ (2008年4月7日). 2008年7月14日閲覧。
  6. ^ “溝端淳平が時代劇初主演!デビュー10年「想像もしていなかった」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2016年3月10日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/03/10/kiji/K20160310012188280.html 2016年3月10日閲覧。 
  7. ^ 【スカーレット】溝端淳平、“朝ドラ”初出演「初々しく心がけた」 | ORICON NEWS”. www.oricon.co.jp. 2020年8月8日閲覧。
  8. ^ いつでも見られる! 地元出身の人の記念碑を見に行こう | イチオシ情報 | まいぷれ[和歌山市]”. まいぷれ「和歌山市」. 2023年1月25日閲覧。
  9. ^ TV Japan 2008年3月号より[要ページ番号]
  10. ^ 月刊『ザテレビジョン』2011年3月号より[要ページ番号]
  11. ^ 溝端淳平「朝ドラが初の関西ことば役」 Lmaga.jp 2019年10月28日、2018年11月24日閲覧
  12. ^ 溝端淳平、「どうする家康」で今川氏真役、念願の大河ドラマ初出演「初心に返り丁寧に創る」”. 日刊スポーツ (2022年7月14日). 2022年11月2日閲覧。
  13. ^ 溝端淳平、大人っぽいシックな着物姿披露「さらっと着こなせる男になりたい」”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年10月17日). 2023年10月17日閲覧。
  14. ^ webザテレビジョン (2014年8月14日). “仲里依紗、出産後初の主演ドラマ決定! 楽しみにしているのは"食事のシーン"”. 2014年9月21日閲覧。
  15. ^ 深田恭子、初の弁護士役! 寺島しのぶとバディへ…ドラマ「女はそれを許さない」”. cinemacafe.net (2014年9月2日). 2014年9月12日閲覧。
  16. ^ ローソン舞台、感動3本立てドラマ放送! 主演に吉田羊・小嶋陽菜・溝端淳平ら”. マイナビニュース. 2015年5月27日閲覧。
  17. ^ 瀧本美織×鈴木保奈美「わたしをみつけて」制作開始!”. NHKドラマブログ. NHK ONLINE (2015年8月5日). 2015年10月25日閲覧。
  18. ^ 瀧本美織が親に捨てられた看護師を演じる!”. Smartザテレビジョン (2015年8月6日). 2015年10月25日閲覧。
  19. ^ 番組エピソード 歴史&時代小説をドラマ化!『連続時代劇特集』 -NHKアーカイブス
  20. ^ 藤沢周平原作 『立花登青春手控え2』制作開始!”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2016年12月26日). 2017年3月5日閲覧。
  21. ^ 溝端淳平さん主演『立花登青春手控え3』シリーズ最終章制作開始!”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2018年7月11日). 2018年7月11日閲覧。
  22. ^ “溝端淳平、8年ぶり民放連ドラ主演「俳優人生の第2章、第一幕の始まり」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年4月10日). https://www.oricon.co.jp/news/2133179/full/ 2019年4月10日閲覧。 
  23. ^ “溝端淳平、8年ぶり民放連ドラ主演! 令和に始まる「俳優人生第2章」”. SANSPO.COM (産経新聞社). (2019年4月10日). https://www.sanspo.com/article/20190410-XXWEAJLZGFP6TG6VYAPZWJMRIQ/ 2019年4月10日閲覧。 
  24. ^ “オペレーションZ:“首相”草刈正雄が厳しい表情… 溝端淳平、高橋メアリージュンも WOWOWドラマのポスター”. まんたんウェブ (MANTAN). (2020年2月12日). https://mantan-web.jp/article/20200211dog00m200042000c.html 2020年2月13日閲覧。 
  25. ^ 吉田鋼太郎さん主演『柳生一族の陰謀』制作開始!”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2019年11月29日). 2020年2月29日閲覧。
  26. ^ 原作・内館牧子×主演・三田佳子「すぐ死ぬんだから」8月23日(日)スタート!”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2020年7月10日). 2020年7月10日閲覧。
  27. ^ “綾瀬はるかのバディは溝端淳平!「天国と地獄~」追加キャスト発表”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2020年12月4日). https://www.sanspo.com/article/20201204-2I5Z5Q3TUVM7PO6U2IN6RQ4J4E/ 2020年12月4日閲覧。 
  28. ^ 吉川愛、ゆうたろう、溝端淳平の出演が決定!NHKドラマ『古見さんは、コミュ症です。』、2021年8月11日閲覧。
  29. ^ “黒木華主演“ネットニュースドラマ” 溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈、寛一郎、一ノ瀬颯レギュラー出演”. モデルプレス. (2021年11月24日). https://www.oricon.co.jp/news/2214948/full/ 2021年11月24日閲覧。 
  30. ^ Inc, Natasha. “「愛しい嘘~優しい闇~」追加キャストに溝端淳平、本仮屋ユイカ、松村沙友理ら(コメントあり)”. コミックナタリー. 2021年11月26日閲覧。
  31. ^ "中田青渚、連ドラ初主演!「善人長屋」で溝端淳平×吉田鋼太郎×高島礼子と共闘". 映画.com. エイガドットコム. 22 March 2022. 2022年3月22日閲覧
  32. ^ “姉妹が繰り広げるラブサスペンス「Sister」TVドラマ化、山本舞香と瀧本美織がW主演”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年9月6日). https://natalie.mu/comic/news/492467 2022年9月6日閲覧。 
  33. ^ “松本潤主演「どうする家康」の初回放送日が明らかに、東海先行ビジュアルも到着”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年10月30日). https://natalie.mu/eiga/news/499393 2022年10月30日閲覧。 
  34. ^ “溝端淳平&早見あかり&シシド・カフカ&陣内孝則ら、飯豊まりえ×野島伸司ドラマ出演決定”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年6月29日). https://news.mynavi.jp/article/20230629-2714823/ 2023年6月29日閲覧。 
  35. ^ 溝端淳平が「世にも奇妙な物語」で主演、雑誌を圧縮する競技に命を懸ける”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年10月25日). 2023年10月25日閲覧。
  36. ^ “山下智久、福原遥共演の「正直不動産スペシャル」制作開始”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年2月28日). https://natalie.mu/eiga/news/514685 2023年2月28日閲覧。 
  37. ^ “山下智久が主演「正直不動産2」2024年1月スタート、スペシャル版の放送日も決定”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年9月3日). https://natalie.mu/eiga/news/539447 2023年9月3日閲覧。 
  38. ^ 藤原丈一郎「恋する警護24時」で岩本照の後輩ボディガードに、溝端淳平は恋敵演じる”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年11月28日). 2023年11月28日閲覧。
  39. ^ 阿部寛「新参者」シリーズ完結へ 最大の謎が明らかに”. シネマトゥデイ (2017年6月26日). 2017年6月26日閲覧。
  40. ^ “タツノコプロ55周年記念「破裏拳ポリマー」実写化、主演は溝端淳平”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2016年11月15日). https://natalie.mu/eiga/news/209295 2016年11月15日閲覧。 
  41. ^ “藤野涼子主演で浅田次郎『輪違屋糸里』映画化、共演に溝端淳平、松井玲奈ら”. CINRA.NET (株式会社 CINRA). (2018年10月4日). https://www.cinra.net/news/20181004-wachigaiya 2018年10月21日閲覧。 
  42. ^ ““居眠り萬斎”に愛之助ブチ切れ!「七つの会議」予告解禁、総勢20人のキャスト登場”. 映画ナタリー. (2018年9月13日). https://natalie.mu/eiga/news/299393 2019年2月2日閲覧。 
  43. ^ “「アベンジャーズ」集結式、ももクロ百田夏菜子が「私には米倉涼子さんがついてる」”. 映画ナタリー. (2018年3月14日). https://natalie.mu/eiga/news/273492 2018年3月14日閲覧。 
  44. ^ “アベンジャーズ/エンドゲーム”. ふきカエル大作戦!!. (2019年5月9日). https://www.fukikaeru.com/?p=11706 2019年5月9日閲覧。 
  45. ^ “加藤拓也が「カラカラ天気と五人の紳士」演出、出演に堤真一・溝端淳平・藤井隆ら”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年9月9日). https://natalie.mu/stage/news/540319 2023年9月10日閲覧。 
  46. ^ 溝端淳平が『Nスペ』で江戸を探る!体当たりロケに「本当に貴重な経験ができた」”. TVLIFE. 2018年5月9日閲覧。
  47. ^ “玉城ティナ、溝端淳平、前田公輝が「君と世界が終わる日に」シーズン4に出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年2月2日). https://natalie.mu/eiga/news/511289 2023年2月2日閲覧。 
  48. ^ 玉城ティナ・飯豊まりえW主演「きみセカ」最終シーズン2月配信、ビジュアルと特報解禁”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年1月30日). 2024年1月30日閲覧。
  49. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「未来日記の行方」(2020年7月18日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月2日閲覧。
  50. ^ 最新活動情報♪”. 溝端淳平 オフィシャルウェブサイト. エヴァーグリーン・エンタテイメント (2012年6月27日). 2012年7月1日閲覧。

外部リンク 編集