火星のカオス地形の一覧

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火星のカオス地形の一覧では、太陽系の惑星火星上にあり、国際天文学連合 (IAU) が公式に名付けたカオス地形の一覧を示す。

マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮影したモザイク画像。アラム・カオスが左上、イアニ・カオスが右下に見える。

カオス地形は、尾根や亀裂、台地が互いに重なって、ごちゃごちゃした煩雑な惑星の地表を表す天文学用語である。

カオス地形は、IAUの惑星の命名規則に則って、付近のアルベド地形の名前に因んで名付けられている。そのアルベド地形は、ジョヴァンニ・スキアパレッリウジェーヌ・アントニアディの火星地図に載っているものでなければならず、Classical albedo features on Marsにも掲載されている。

カオス地形の一覧 編集

以下に示すカオス地形の一覧はアメリカ地質調査所Gazetteer of Planetary Nomenclatureによる[1]

名前 緯度 経度 直径 (km)
アラム・カオス 2.57 N 338.5 E 277.0
アロマタム・カオス 1.09 S 317.0 E 91.5
アルシノエ・カオス 7.61 S 332.0 E 230.0
アトランティス・カオス 34.4 S 182.4 E 162.0
オーレウム・カオス 4.35 S 333.0 E 368.0
オーロラ・カオス 8.9 S 324.7 E 750.0
バエティス・カオス 0.24 S 299.47 E 55.0
カンドール・カオス 6.92 S 287.4 E 97.0
クリセ・カオス 10.29 N 323.3 E 735.0
イーチャス・カオス 10.78 N 285.2 E 473.0
エオス・カオス 16.62 S 313.1 E 490.0
エリトリア・カオス 21.86 S 347.62 E 149.0
ギャラクシアス・カオス 33.8 N 146.4 E 234.0
ガンジス・カオス 9.64 S 313.8 E 120.0
ゴルゴーナム・カオス 37.19 S 189.1 E 149.0
ヘラス・カオス 47.48 S 64.0 E 595.0
ヒダスピス・カオス 3.16 N 332.9 E 355.0
ヒドラオテス・カオス 0.79 N 324.6 E 417.5
ヤムナ・カオス 0.2 S 319.3 E 18.0
イアニ・カオス 2.77 S 342.5 E 434.0
イスター・カオス 12.86 N 303.6 E 103.4
マリガリティファー・カオス 8.6 S 338.4 E 390.0
ニルス・カオス 25.35 N 282.8 E 283.0
オキシア・カオス 0.2 N 320.1 E 26.5
ピルッハエ・カオス 10.38 S 331.5 E 189.0
キサンテ・カオス 11.74 N 317.75 E 34.0

出典 編集

  1. ^ Gazetteer of Planetary Nomenclature”. アメリカ地質調査所. 2015年8月19日閲覧。

関連項目 編集