熊取駅

大阪府泉南郡熊取町にある西日本旅客鉄道の駅

熊取駅(くまとりえき)は、大阪府泉南郡熊取町大久保中一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線である。駅番号はJR-R44

熊取駅
東口(2019年3月)
くまとり
Kumatori
JR-R43 東佐野 (1.5 km)
(1.9 km) 日根野 JR-R45
地図
大阪府泉南郡熊取町大久保中一丁目17-1
北緯34度24分23.69秒 東経135度20分28.81秒 / 北緯34.4065806度 東経135.3413361度 / 34.4065806; 135.3413361座標: 北緯34度24分23.69秒 東経135度20分28.81秒 / 北緯34.4065806度 東経135.3413361度 / 34.4065806; 135.3413361
駅番号 JR-R44
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 R 阪和線
キロ程 33.0 km(天王寺起点)
電報略号 クマ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
9,557人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1930年昭和5年)6月16日
備考 直営駅
みどりの券売機プラス設置駅
テンプレートを表示
西口

概要 編集

所在地は熊取町だが、の一部が泉佐野市にまたがっている。

1964年に京都大学原子炉実験所(現・京都大学複合原子力科学研究所)が設置、1985年以降に多くの大学・短期大学などが開校し、泉南地域で屈指の学園都市となる。また熊取だんじり祭が毎年10月に開催され多くの人出で賑わう。

近辺にはくまとりニュータウンをはじめ新興住宅地も多数あり、天王寺へ約30分、大阪(梅田)へ約50分ということもあって中距離通勤客の利用もある。熊取町民はもちろん、泉佐野市民(特に当駅に近い佐野台・東佐野台・南泉ヶ丘・泉ヶ丘・中庄・湊・上瓦屋・下瓦屋・松風台・市場東地区の住民)の利用も多い。

歴史 編集

駅構造 編集

島式ホーム2面4線で待避設備を持つ地上駅で、橋上駅舎を有する。改札口は1ヶ所設けられている。なお橋上駅化に伴い、阪和線では初めてバリアフリーに対応した駅となった。

阪和電気鉄道特有の三角屋根をもった木造平屋の駅舎であったが、大阪府で開催される国民体育大会を契機に1997年10月5日に橋上化された。1980年ごろまでは貨物ホームがあったが、現在は撤去されている。

関西空港駅が管理している直営駅で、ICカード「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

なお関西空港駅から地区駅長が配属されている。

のりば 編集

のりば 路線 方向 行先 備考
1・2 R 阪和線 下り 関西空港和歌山方面[10]  
3・4 上り 天王寺大阪方面[10] 一部1番のりば
  • 2・3番のりばが本線、1・4番のりばが待避線である。
  • 天王寺方面に向かう列車のうち、当駅始発(折り返し)は1番のりばを使用する。

ダイヤ 編集

すべての普通・快速列車が停車する。当駅で快速列車と普通(時間帯によっては区間快速)の緩急接続特急列車の通過待ちが行われている。また、当駅折り返し列車も設定されている。2022年3月のダイヤ改正では日根野駅発着の区間快速が一部列車を除いて当駅折り返しとなった。

利用状況 編集

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員9,557人である。阪和線・関西空港線の途中駅では三国ケ丘・鳳・和泉府中・堺市・東岸和田についで第6位の利用者数である。

「大阪府統計年鑑[11]」と「熊取町統計書[12] 」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
1997年 12,602
1998年 12,419
1999年 12,206
2000年 11,997
2001年 11,693
2002年 11,364
2003年 11,151
2004年 11,107
2005年 10,785
2006年 10,759
2007年 10,811
2008年 10,941
2009年 10,818
2010年 10,806
2011年 11,017
2012年 11,106
2013年 11,277
2014年 10,931
2015年 11,126
2016年 11,095
2017年 11,109
2018年 11,093
2019年 10,978
2020年 8,267
2021年 8,690
2022年 9,557

駅周辺 編集

教育機関 編集

重要文化財 編集

住宅地 編集

  • くまとりニュータウン
  • 南海つばさが丘
  • 府営熊取団地
  • 府営佐野台住宅(泉佐野市
  • 山の手台

バス路線 編集

 
熊取駅前に停車中の南海ウイングバス南部(現:南海ウイングバス)

隣の駅 編集

西日本旅客鉄道(JR西日本)
R 阪和線
関空快速・紀州路快速・快速・直通快速
東岸和田駅 (JR-R40) - 熊取駅 (JR-R44) - 日根野駅 (JR-R45)
区間快速・普通
東佐野駅 (JR-R43) - 熊取駅 (JR-R44) - 日根野駅 (JR-R45)

脚注 編集

  1. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、368頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、12-13頁。 
  3. ^ 「明治~戦後 駅名標こぼれ話 第3回」 レイル (雑誌)No.106(2018年)
  4. ^ 寺本光照「阪和線 列車運転史」『鉄道ピクトリアル』第728巻、鉄道図書刊行会、2003年2月、51頁。 
  5. ^ 阪和線熊取駅橋上駅舎の使用開始についてインターネットアーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 1997年9月9日
  6. ^ “熊取駅の橋上化完成”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1997年9月11日) 
  7. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-119-8 
  8. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  9. ^ a b 熊取駅 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2020年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月15日閲覧。
  10. ^ a b 熊取駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月28日閲覧。
  11. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  12. ^ 熊取町統計書 - 熊取町

関連項目 編集

外部リンク 編集