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輝く都市へ一部転記
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{{一部転記|輝く都市|ル・コルビュジエ}}
'''ル・コルビュジエ'''('''Le Corbusier'''、[[1887年]][[10月6日]] - [[1965年]][[8月27日]])は[[スイス]]で生まれ、[[フランス]]で主に活躍した[[建築家]]。本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(Charles-Edouard Jeanneret)。[[フランク・ロイド・ライト]]、[[ミース・ファン・デル・ローエ]]と共に近代建築の三大巨匠と呼ばれる([[ヴァルター・グロピウス]]を加えて四大巨匠とすることもある。)。
 
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1997年4月から発行されている10[[スイス・フラン]]札には彼の肖像と作品が描かれている。
 
==ル・コルビュジェと第一次世界大戦==
 
 ル・コルビュジェ自身が公言して設計していたかは不明だが、彼の代表作「現代都市」(日本でいわゆる「輝く都市」)と「輝く都市」(なお、日本で「輝く都市」とされている著作は原著は「都市計画の方法」という、コルビュジェのまったく別の著作である。「輝く都市」の原著は邦訳されていない)は第一次世界大戦で初めて登場した「爆撃」に対抗する「防空」を非常に意識した設計となっている。
 
 「現代都市」のスケッチに見るような超高層建築物はそれ自体、物見やぐらの機能を果たし、屋上にサーチライトや機関砲などの「対空迎撃火器」を設置して防衛するには非常に好適な設計である。また緑地帯は緊急時の避難に役立つ。そして幅員の広い道路は、迎撃戦闘機の滑走路としても使用可能である。
 
 邦訳されていない「輝く都市」は地上2階地下3階の地下鉄の駅を主体にした設計であるとのこと。空襲時に兵員や民間人を安全に大量輸送可能な地下鉄は空襲に対する都市の抗堪性(こうたんせい:攻撃されても機能を温存可能な性質)を著しく向上させる。
 
 「現代都市」と「輝く都市」(邦訳されていないほうの原著)を組み合わせると「防空都市」としかいえないような都市が現出することとなる。
 
 あるいは「輝く都市」とは「敵機探照用のサーチライトに照らされて輝く都市」のことかもしれない。
 
 そもそも都市計画や建築設計は「軍事」(防衛)と表裏一体のものである。近代建築学、特にル・コルビュジェの「現代都市」の設計思想を理解するには「防空建築」、「防空都市計画」の知識が非常に助けとなる。
 
 原著「輝く都市」の一日も早い邦訳・公刊が待たれる。
 
==建築作品==
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*モデュロール1 1948
*モデュロール2 1955
 
==参考文献==
*帝都東京・隠された地下網の秘密 秋庭 俊 著 新潮文庫 2006
*帝都東京・隠された地下網の秘密(2)秋庭 俊 著 新潮文庫 2006
 
==関連項目==