「ドーナツ化現象」の版間の差分

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→‎日本におけるドーナツ化現象: 東京大都市圏における具体例を改稿: ノート:ドーナツ化現象も参照
→‎概要: +{{疑問点}} それはドーナツ化現象の話ではなく、全国的な高齢化の流れによるものでは?
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生活水準が向上すると、広い住宅に住みたがり、郊外に一戸建てを立てるのは、世界的な傾向である。日本も例外ではない。都市の成長と共に[[中心市街地]]では「過密」による騒音や排気ガス、ゴミ問題が起きるので、一般住宅が減少し、事務所や商業施設が増加する現象が見られる。従って、中心市街地では[[昼間人口]]は増えるものの、居住者([[夜間人口]])が減少し、[[コミュニティ]]の崩壊などが問題になる。一方郊外においては、都心からの人口流入が急速である場合、それに対応する[[社会資本]]整備が追いつかない、無計画な[[都市化]]が進むなどといった問題が発生する。
 
郊外に住宅を取得し移転するのは、主に子供がいる[[生産年齢人口]]であることから、[[児童]]数の増減は、全体の人口以上に急激なものとなる。従って、中心部では、児童数の減少による[[学校]]の統廃合、郊外では、その増加による学校施設の不足や施設整備にかかる自治体の財政負担の重さなどが大きな問題([[待機児童]]など)としてとりあげられやすい。一方、中心市街地には、老年人口の比率の増加がみられ、[[高齢化]]が進む。{{疑問点範囲|[[2005年]]([[平成]]17年)[[国勢調査]]では、[[六大都市]]の[[都心]]で高齢化が見られるようになった<ref>[http://www.stat.go.jp/data/kokusei/topics/topics90.htm 65歳以上人口割合の地域分布]([[総務省]][[統計局]])</ref>。|date=2020年6月}}
 
ドーナツ化が起こる原因としては、生活水準の向上、中心部の住居費の高騰や環境悪化、郊外への[[ショッピングモール]]の進出(それに伴う中心市街地の店舗の撤退)等による郊外の住環境の向上、都心部の住環境の悪化・[[車社会]]への対応の遅れなどがあげられる。