王は踊る』(おうはおどる、Le Roi danse)は、バロック時代にフランスで活躍した作曲家ジャン=バティスト・リュリの生涯を描いた映画である。上映時間115分。2000年製作。ベルギー・フランス・ドイツ合作。ジェラール・コルビオ監督。

王は踊る
Le Roi danse
監督 ジェラール・コルビオ
脚本 ジェラール・コルビオ
アンドレ・コルビオフランス語版
エーヴ・ド・カストロフランス語版
製作 ドミニク・ジャンヌ
撮影 ジェラール・シモン
編集 リュド・トロックフランス語版
フィリップ・ラヴォエフランス語版
配給 ヘラルド・エース
公開 フランスの旗 2000年12月6日
日本の旗 2001年7月20日
上映時間 115分
製作国 ベルギーの旗 ベルギー
フランスの旗 フランス
ドイツの旗 ドイツ
言語 フランス語
製作費 $21,000,000
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ストーリー 編集

スタッフ 編集

出演 編集

役名 俳優 日本語吹替
ジャン=バティスト・リュリ ボリス・テラル 藤原啓治
ルイ14世 ブノワ・マジメル 関俊彦
モリエール チェッキー・カリョ 原康義
アンヌ・ドートリッシュ コレット・エマニュエル
マザラン枢機卿 セルジュ・フイヤール
マデレーン セシール・ボワフランス語版 大坂史子
ジュリー クレール・ケーム 小林沙苗
ロベール・カンベール ヨハン・レイセンフランス語版 神谷和夫
コンティ公 イドヴィグ・ステファーヌフランス語版

特記事項 編集

本作品は、製作から20年前に解読されたルイ14世の「舞踏譜」に着想を得ており、劇中でも当時のバレエを踊る様子が復元した場面がある。また、音楽もバロック古楽が、当時の楽器(例、バロックバイオリンポシェット・バイオリンフラウト・トラヴェルソナチュラルホルンナチュラルトランペットなど)を使用した演奏形式で録音されたものが使用されている。

劇中、リュリがルイ14世の病気快癒を祝して『テ・デウム』を指揮するシーンがある。実際のリュリは当時の長くて重い指揮棒で足を打ち、感染症で死去しているが、そのシーンも再現されている。このことはフジテレビのバラエティ番組「トリビアの泉」でも紹介された。[1][2]

脚注 編集

  1. ^ 指揮棒のために死んだ作曲家「リュリ」”. 동아일보 (2017年3月21日). 2023年8月18日閲覧。
  2. ^ (日本語) 指揮棒が刺さって死んだ人がいる。トリビアの泉, https://www.youtube.com/watch?v=Qm0O0E7zavw 2023年8月18日閲覧。 

外部リンク 編集