甲南駅

滋賀県甲賀市にある西日本旅客鉄道の駅

甲南駅(こうなんえき)は、滋賀県甲賀市甲南町深川(こうなんちょうふかわ)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)草津線である[1]

甲南駅*
駅舎(2022年2月)
こうなん
Kōnan
寺庄 (2.0 km)
(2.8 km) 貴生川
地図
所在地 滋賀県甲賀市甲南町深川1615
北緯34度55分52.16秒 東経136度10分9.95秒 / 北緯34.9311556度 東経136.1694306度 / 34.9311556; 136.1694306座標: 北緯34度55分52.16秒 東経136度10分9.95秒 / 北緯34.9311556度 東経136.1694306度 / 34.9311556; 136.1694306
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 C 草津線
キロ程 12.5 km(柘植起点)
電報略号 コナ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
807人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1890年明治23年)2月19日[2]
備考 簡易委託駅
* 1956年に深川駅から改称[1]
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歴史 編集

貴生川駅開業以前は、当駅が甲南・水口地域の主要ターミナルとして機能していた。また、長野北出から深川駅まで約17 kmにわたり信楽索道の支柱が設置され、1928年昭和3年)から信楽焼の運送が開始されたが[3]、落下事故などが多く約2年で廃止された。

年表 編集

 
旧駅舎(2007年9月)

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を持ち[1]列車交換が可能な橋上駅。2019年5月11日に橋上駅に改築され、自由通路内に改札が新設された。

駅舎内には窓口と自動券売機が設置されているが、自動改札機は設置されておらず、当駅以東はICOCA等のICカード専用カードリーダーのみが置かれる。なお、管理は草津駅が行っている。

のりば 編集

のりば 路線 方向 行先
1 C 草津線 上り 柘植方面[9]
2 下り 貴生川草津方面[9]
  • 長らくのりば番号の設定がなかったが、2009年頃にのりば番号標が設置された。

利用状況 編集

「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1992年 1,057 [統計 1]
1993年 1,103 [統計 2]
1994年 1,112 [統計 3]
1995年 1,131 [統計 4]
1996年 1,153 [統計 5]
1997年 1,144 [統計 6]
1998年 1,201 [統計 7]
1999年 1,175 [統計 8]
2000年 1,217 [統計 9]
2001年 1,223 [統計 10]
2002年 1,181 [統計 11]
2003年 1,172 [統計 12]
2004年 1,196 [統計 13]
2005年 1,209 [統計 14]
2006年 1,191 [統計 15]
2007年 1,178 [統計 16]
2008年 1,168 [統計 17]
2009年 1,144 [統計 18]
2010年 1,127 [統計 19]
2011年 1,091 [統計 20]
2012年 1,048 [統計 21]
2013年 1,038 [統計 22]
2014年 949 [統計 23]
2015年 926 [統計 24]
2016年 884 [統計 25]
2017年 856 [統計 26]
2018年 856 [統計 27]
2019年 807 [統計 28]

駅周辺 編集

杣川から北へ少し離れた所にあり、駅付近は細い路地が入り組んでいる。駅南側には駐在所小学校図書館があり、杣川を渡ると市役所支所を経て滋賀・三重県道4号線に至るが、甲賀流忍術屋敷新名神高速道路甲南IC甲南PAを併設)はそこから更に南側へやや離れた所にある。駅北東側には「ニューポリス」という住宅街があり、その付近には総合病院運動公園・歴史博物館が建つ。駅北西側には工具メーカーの工場があり、そこから北西(貴生川駅方面)へ進むと田畑が大きく広がる。

バス路線 編集

駅前ロータリー内に「甲南駅」停留所があり、甲賀市コミュニティバスの路線が発着する。

甲賀市コミュニティバス
※平日の昼頃と夕方のみ運行。甲南病院を基点として運行する循環路線のため、当駅を2回経由する(夕方に運行する便を除く)。
※平日に1往復(甲賀病院行きは朝に1便、寺庄駅(北口)行きは昼に1便)のみ運行。
注記
その他

隣の駅 編集

西日本旅客鉄道(JR西日本)
C 草津線
寺庄駅 - 甲南駅 - 貴生川駅

脚注 編集

記事本文 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、24頁。 
  2. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、347-348頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 甲賀市史 第8巻 甲賀市事典. 甲賀市. (2016年12月12日). p. 78(便覧・年表編) 
  4. ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第8号、朝日新聞出版、2009年8月30日、20頁。 
  5. ^ 甲南町企画室 1973, p. 11.
  6. ^ 甲南町企画室 1973, p. 58.
  7. ^ 2018年春 草津線ICOCA利用可能エリア拡大日が決まりました』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2017年12月15日。 オリジナルの2019年6月5日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190605141956/http://www.westjr.co.jp/press/article/2017/12/page_11622.html2021年1月19日閲覧 
  8. ^ 忍者屋敷イメージ、JR甲南駅の新駅舎完成 バリアフリー化」『京都新聞』、2019年5月17日。2023年3月30日閲覧。オリジナルの2022年2月14日時点におけるアーカイブ。
  9. ^ a b 甲南駅|構内図”. 西日本旅客鉄道. 2022年7月25日閲覧。
  10. ^ 甲賀市甲南B&G海洋センター”. B&G(ブルーシー・アンド・グリーンランド)財団. 2022年11月23日閲覧。
  11. ^ 甲賀市甲南ふれあいの館”. 滋賀県博物館協議会. 2022年11月23日閲覧。
  12. ^ ふれあいの館 | 甲賀市観光ガイド”. 甲賀市観光ガイド. 甲賀市観光まちづくり協会. 2022年11月23日閲覧。
  13. ^ 浄福寺”. 甲賀市観光ガイド. 2022年11月23日閲覧。
  14. ^ 甲南コミタク” (PDF). 甲賀市. 2023年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月30日閲覧。

利用状況 編集

参考文献 編集

  • 甲南町企画室『甲南町30年のあゆみ』甲南町、1973年。 

関連項目 編集

外部リンク 編集