石ヶ原駅(いしがはらえき)は、広島県安芸郡戸坂村字石ヶ原(現在の広島市東区戸坂大上)に存在した国鉄(当時は鉄道省芸備線廃駅)。1941年昭和16年)8月10日に営業休止となった[1]

石ヶ原駅
いしがはら
Ishigahara
戸坂 (1.0 km)
(2.5 km) 安芸中山
所在地 広島県安芸郡戸坂村字石ヶ原
(現:広島市東区戸坂大上
所属事業者 鉄道省
所属路線 芸備線
キロ程 153.1 km(備中神代起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1930年昭和5年)4月25日[1]
廃止年月日 1941年(昭和16年)8月10日[1]
備考 ガソリンカー専用駅
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概要 編集

1930年昭和5年)4月25日ガソリンカー専用の石ヶ原停留所として開業[1]1937年(昭和12年)7月1日に芸備鉄道が国有化されると、引き続きガソリンカー専用の石ヶ原駅として営業した[1]

その後、戦時体制下に入り燃料事情が悪化。1941年(昭和16年)8月10日には芸備線におけるガソリンカーの運転が廃止され、石ヶ原駅は他のガソリンカー専用駅とともに営業を休止した[1]

歴史 編集

  • 1930年昭和5年)4月25日:ガソリンカー専用の石ヶ原停留所として開業[1]
  • 1937年(昭和12年)7月1日::芸備鉄道買収により国有化[1]。停留場から駅に変更になり、石ヶ原駅となる[1]
  • 1941年(昭和16年)8月10日戦時統制によるガソリンカー廃止により、他のガソリンカー専用駅とともに休止[1]

利用状況 編集

以下の情報は、広島県統計書に基づいたデータである[2]

年度 1日平均
乗降人員
1930年(昭和5年) 20.6
1931年(昭和6年) 21.9
1932年(昭和7年) 28.9
1933年(昭和8年) 29.2
1934年(昭和9年) 29.6
1935年(昭和10年) 36.2

隣の駅 編集

鉄道省
芸備線
蒸気機関車牽引列車
通過
ガソリンカー
戸坂駅 - 石ヶ原駅 - 安芸中山駅

安芸中山駅は当駅同様ガソリンカー専用駅であり、当駅と同時に廃止された。


脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、269頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 『戸坂村史』より

参考文献 編集

関連項目 編集